ロサンゼルス=平山亜理
2017年3月11日10時36分
キューバの首都ハバナで10日、日本政府によるキューバへの無償資金協力の署名が行われた。総額22億6500万円で、主食のコメの自給率が低い現状を改善するため生産技術向上の支援をしたり、ゴミ収集車などを供与したりする。
薗浦健太郎外務副大臣とキューバのマルミエルカ外国貿易・外国投資相が署名した。キューバは食料自給率が低く、主食のコメは4割にとどまる。このため、優良品種の種もみの増産など、自給率を高めるための協力をする。また、深刻なゴミ処理問題を解決するためゴミ収集車も提供する。
昨年9月、日本の首相として初めてキューバを訪問した安倍晋三首相が、長い経済制裁によるインフラの老朽化や医療機器の不足、低い食料自給率など、同国特有の課題に応える経済協力を提案していた。(ロサンゼルス=平山亜理)
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朝日新聞国際報道部