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【芸能・社会】

吉田拓郎「レギュラー番組最終章」 ニッポン放送「ラジオでナイト」

2017年3月9日 紙面から

菅田将暉の肩に手を回す吉田拓郎(右)=東京・千代田区のニッポン放送で(圷真一撮影)

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 シンガー・ソングライターの吉田拓郎(70)と、俳優の菅田将暉(24)が8日、東京・丸の内のニッポン放送で、春の新番組パーソナリティー発表会見に出席した。吉田は新番組「吉田拓郎 ラジオでナイト」(4月2日スタート、日曜午後11時30分)で3年半ぶりにラジオのレギュラー番組に復帰。菅田は4月3日から看板番組「オールナイトニッポン」(深夜1時)の月曜担当としてレギュラーパーソナリティーに初挑戦する。

 THE ALFEEの坂崎幸之助(62)とともに09年4月から13年9月まで「オールナイトニッポンGOLD」を担当して以来のレギュラー復帰となる吉田は「坂崎君と一緒にやることに違和感を感じていた。(坂崎は番組に)いらない人じゃないかという気がした」と、いきなり“拓郎節”で笑わせつつも、続く言葉には強い覚悟と決意がにじみ出ていた。

 「そろそろ人生の最終レギュラー番組っていうものを考えたいなと。そのときは1人でやろうかなという気持ちになりました。ラジオとは長い付き合いをしてきた。その最終章をラジオで締めくくるというのは、僕にとっての大事な青春の幕の閉じ方になると思う」

 番組では、自身の楽曲の誕生秘話を語っていくという。「僕が書いた歌詞が(受け取った側で)ひとりで勝手な道を歩むこともある。だから作った当時の思いを語っていくのは、ちょっと面白いなと。最終章ではそういう話をしておきたい」と予告した。

 ここで一足先に自身の番組への意気込みを語っていた菅田が再び登場。2人はこの日が初対面だったが、菅田は「うちの父が(吉田を)大好きで…。(ドラマで)明石家さんまさんの役をやらせていただいた時に、当時のさんまさんが『人生を語らず』を聴いていたそうなので、撮影の合間にずっと歌っていました」と明かした。

 このドラマは、15年11月に日本テレビ系「史上最大のさんま早押しトーク」内で放送された「小岩青春物語〜きみといた街角〜」。若かりしころのさんま役を演じた菅田は昨年1月、フジテレビ系「さんまのまんま」に出演した際、さんまの目の前で「人生を語らず」を弾き語りしている。

 意外なエピソードを知った吉田は照れくさそうに「お父さまが吉田拓郎をよくお聴きになっているということで、非常に不幸なご家族だなと思いました」と笑わせた。

 吉田は他界したムッシュかまやつさんとの思い出も語った。1974年に南沙織をイメージした楽曲「シンシア」でデュエットし、75年は自身が作詞作曲した「我が良き友よ」をかまやつさんに提供した。

 同曲について、吉田は「かまやつさんは第一印象として歌いたくなかったらしいです。バンカラな感じの歌って自分には似合わないと判断されたみたい」と苦笑。だが、大ヒットしたことで長い友人関係となり、よくメールで連絡を取り合っていたという。

◆菅田将暉は「オールナイト−」レギュラー

 2月10日に単発番組「オールナイトニッポンGOLD」でラジオパーソナリティーに初挑戦し、大きな手応えを感じた菅田が、ついにレギュラーの座に。意気込みを問われると「僕自身がどんどん裸になっていくだけ。そんな快感はない。すごく変態な発言になってしまいましたが」と苦笑し、「一般の方に(メールなどで)いじってもらえたらうれしい。この業界(芸能界)以外の友達を呼んでパーソナルな会話もしてみたい」と話した。

 

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