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Entre la poire et le fromage 

『洋ナシとチーズの間』 パリのよしなしごとを徒然なるままに

フランス北部リール「Meert 」のやみつきふわふわッフル

Boulangerie,Pâtisserie Gourmet Français Paris,France

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創業1761年、フランス北部リールに本店を構えるワッフル専門店「Meert」メール。

伝統ある店舗は、歴史的建造物に指定されています。もともとは、コンフィズリー・ショコラティエとして、リール社交界で人気だったお店。1849年、ベルギーのレオポルド1世の御用商人メール氏が引き継ぎ、看板商品となるバニラ風味のクリームを詰めたゴーフルが誕生、今に至ります。

f:id:kotorio:20161230042408p:plain この由緒あるMeertのパリ店が2010年、北マレにオープンして7年。本店同様、伝統を重んじるエレガントかつ落ち着いた雰囲気です。

日本で想像する固くパリパリした歯ごたえのゴーフル(ワッフル)を想像したら大違い。パリジャンもリピート必至の柔らか〜な「ふわふわっふる」なんです!

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14×6cm、丸みのある長方形のワッフルは、しっとり&もっちり。見たことない!

それもそのはず、ゴーフルは完全に一枚一枚手作り。Meertの名が刻まれた二枚の鉄板に生地を流し込み、丁寧に焼き上げます。真ん中がふっくらと膨らんできたら、中にクリームを挟みます。

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定番のバニラ味は、薄くて柔らかい生地の間に甘くてとろけるようなクリーム。ビーンズの香り、お砂糖のシャリっとした食感がクセになります。ほかにもピスタチオ、チョコなど。季節の限定品も外せません。スペキュロスはシナモンが主役のちょっとスパイシーな大人の味。

日曜日もオープンしているマレ地区で、お土産用に買っても、ウインドーショッピングをしながら、おうちに着くまでもなくなってしまいそう!

春先、出会いと別れの季節ーーふわふわスイートな想い出をいっぱいに詰めて、お世話になった方への差し上げものにもいいかも知れませんね。さくらフレーバーの美味しい紅茶のおともにも。

Meert Méert : la véritable Gaufre de Lille - Méert

16 rue Elzévir 75003 Paris  01 49 96 56 90
11:00~19:00(水・土)12:00~19:00(日)月曜定休
♪パリらしいアコーディオンの音楽とともに2分半、店内散歩の旅へどうぞ。

www.youtube.com

《今日のひとこと》動画の男性店員さん、déjà vu(デジャヴ)感があるのは私だけでしょうか?中学時代の陸上部エース坂上くん?とか、隣のクラスの、畳屋さんちの長男、白木くんだよね?など、思わず声をかけてしまいそうな・・・ふわふワッフル、どこか懐かしく、昔から知っている、そんな味なのかも。