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たぱぞうの米国株投資

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米国株投資における暴落の予測

投資のヒント 投資のヒント-備忘録
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暴落率をピタリと当てることは不可能

 株式市場の予測は難しく、様々な数字使って専門家が予測しても、いつどの程度暴落するということをぴたりと当てることは不可能です。また、過去のデータを取り出してきても、それは1つの可能性に過ぎないということを知っておきたいです。

 

 しかし、歴史や経験、あるいは数字から近似値を出すことは可能だと思われます。また、心の在り方、つまり覚悟のようなものを持っておくと、ぶれない投資術を補強することになります。

米国株の暴落率は50%程度か

ここで、私のお気に入りのグラフを紹介します。

f:id:tapazou:20170301072737p:plain

http://myindex.jp/study/data/crisis.htmlから引用

 このグラフが大変良くできています。なぜか私は上昇する予想よりも、暴落する予想のほうが好きです。実際に遭遇すると不愉快でしかないのですが、結果的には資産をのばすことになるからでしょうか。

 

 オイルショックが43%、ITバブル崩壊が45%というのは知っておいて良い数字でしょう。世界大恐慌は80%以上の下落をしています。

 

 しかし、楽観的に考えるならば暴落に対する政府の介入、効果的政策については歴史による経験の蓄積があります。そのため、現在80%以上の暴落があると想定するのは悲観的に過ぎるのかもしれません。

 

 米国株暴落の歴史を近年50年に限って並べてみます。

 

  • オイルショック     43% 1972年
  • ITバブル、同時多発テロ 45% 2000年
  • リーマンショック    50% 2007年~

 

 この3つが大きな暴落であったと言えます。

 

 これを見ると、リーマンショックというのが100年に1度と言われるのが分かる気がします。1929年の世界大恐慌に次ぐ規模の大暴落であったということです。これらの数字から、-50%というのが現実的な想定のラインかと思います。

米ドルの暴落は1ドル80円近辺までか

 日本円に換算する場合は、為替の影響も含まなくてはいけません。私は資産をドルで捉えているので積み立てている今はあまり関係ありません。しかし、もし日本で暮らし続けるならば、将来的にはドルでもらった配当を円に両替することになるでしょう。

 

 そのため、為替動向も踏まえて暴落予想をしてみましょう。

f:id:tapazou:20170304102140p:plain

為替・ドル円相場の超長期チャート

 固定相場制であったころの、360円というのはすでに現在の実態にそぐわない数字になっています。そうすると、だいたい1990年前半からの相場が参考になります。

 

100円±25円

 

 この数字がおよそ20年間でのレンジです。この場合、予想されるレンジの円高ドル安ラインは80円前後です。1995年と2012年にこのライン近辺に到達しています。

 

 自分のドル購入の平均値にもよりますが、120円が平均購入単価ならばおよそ33%、100円が平均購入単価ならば20%が暴落ラインになります。

 

 予想される円高ドル安ラインをざっくりと80円として、両替した平均為替レートをからの下落率を出してみると・・・

  • 120円=-33%
  • 110円=-23%
  • 100円=-20%
  •  90円=-10%

 単純ですがこういうことになります。80円まで下がると、株式市場が下がらなくてもこれだけマイナスになります。

 

 もっとも、超長期では私は円安傾向になると予想しています。

米国市場暴落率とドル円暴落率を掛け合わせてみる

 米国市場暴落とドル円の暴落を掛け合わせてみます。リーマンショック時は市場暴落と円高ドル安が同時に進行しました。実際には米国市場暴落とドル円暴落が同時に来ることはないかもしれません。

 

 しかし、最悪を想定するのが今回の記事の趣旨ですので、その前提で計算します。ドル円は、このごろ投資を始めたと仮定して110円を平均ドル取得のラインとしてみます。

 

  • 現在の投資ポジション100×0.5×0.77=38.5

 この数字が暴落の時の目安になります。38.5%にまで落ち込む可能性があるということです。これが120円でドル転をしていると、

  • 現在の投資ポジション100×0.5×0.66=33

 現在の資金総額から33%まで落ち込む可能性があるということです。つまり、1億円あっても120円でドル転していると実質3300万円になる可能性があるということです。まとめてみます。

  • 120円------100×0.5×0.67=33.5
  • 110円------100×0.5×0.77=38.5
  • 100円------100×0.5×0.8 =40
  • 90円 ------100×0.5×0.9 =45

 米国株は為替の影響がつきものです。こういう単純な計算式でも、心づもりができてくるのではないでしょうか。

暴落に必要なのは心構え

 精神論のようですが、心構えがあるのとないのとでは相場に臨む姿勢が全く変わってきます。暴落時に押さえておきたいことがあります。

  1. 過去の暴落を乗り越えて米国市場は成長を続けてきたということ
  2. 米国市場の暴落の目安は-50%
  3. 為替は120円~80円のレンジ

 こういうことを知っておくと、暴落時に落ち着いて買い増すことができます。もし、自分の資産が現在の資産に比べて33%程度になったとしても、おちついてドル転をし、株式を買っていけばよいのです。そのためには安定したインカムを得る、収入の仕組みづくりを今からしておくべきでしょう。

 

 暴落時に躊躇なく買い進む、これは成長国である米国市場だからできることです。マクロでの予測が楽なのです。また、為替が動いたとしても、過去20年のレンジを踏まえて、ドル転のチャンスを逃さずにしたいものです。

 

 暴落に遭遇し、せっかくのドルを円転し、株式市場から退場してしまうのは、大きな機会損失と言えるでしょう。最悪のケースを想定しつつ、自分の定めた投資方針、キャッシュポジションに従って淡々とポートフォリオを形成していけばよいのです。

 

 私は、次に来る暴落が私自身の人生を変えるインパクトを残すと確信しています。

 

金融株はもっと値動きがあるでしょう。あくまで参考程度の暴落率であることがわかります。

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 暴落時に上手く活用したい税制です。弱い銘柄が明確になります。

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 日本市場は米国市場ほど単純ではありません。その理由はシンプルで、人口減です。

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