【ブリュッセル時事】オランダ・ハーグにある化学兵器禁止機関(OPCW)の執行理事会は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、猛毒の神経剤VXが使用されたことに深刻な懸念を表明する決議を採択した。
決議は9日付で、「いかなる状況であれ、化学兵器を使用することは非難に値し、法的規範や国際社会の基準に完全に反する」と批判している。
決議はまた、ウズムジュ事務局長に対し、マレーシア政府から求めがあれば技術支援を提供するよう要請した。事務局長は既に2月24日付の書簡でマレーシアに支援の用意を伝えているという。
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