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【スポーツ】

[高校野球]清宮らがキャプテントーク センバツきょう抽選会

2017年3月10日 紙面から

キャプテントークの最後に、自分から手を挙げて発言する早実の清宮幸太郎主将=大阪市北区で(伊藤遼撮影)

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 第89回センバツ高校野球大会(19日開幕、甲子園)に出場する32校の主将による懇談会「キャプテントーク」が9日、大阪市内で行われた。一昨年夏以来の甲子園に臨む早実(東京)の清宮幸太郎主将も参加。高校日本代表にも選ばれた1年夏の思い出に触れながら、主将として臨む今大会への抱負を語った。組み合わせ抽選会は10日に行われる。

 選手が学生服姿で集まったキャプテントーク。詰め襟姿の清宮は、留めるのに慣れてない一番上のフックを取材陣に手伝って留めてもらう一幕も。翌日の抽選会について聞かれると「1年生の夏の時も自分が引くわけじゃないのに試合より緊張した。明日も緊張するだろうけど、やっとここまできたなぁと思う」と感慨深げだ。

 イベントでは、主将として心掛けていることを福岡大大濠の亀井毅郎主将に尋ねられた。「試合前にメンバーのモチベーションを上げるやり方は、好きなラグビーの試合前のやり方をまねしている」と明かした。

 清宮自身は最後に挙手して「大阪桐蔭さんに聞きたい。なんでみんなあんなしっかり話せるというか…監督さんの指導なのですか」と質問。1年夏に選ばれた高校日本代表を率いていた同校の西谷浩一監督(47)に触れた。1年で唯一選ばれた中、「合宿で『これからの世代を引っ張っていってもらう意味も込めておまえを入れた』と監督に言われた」といい、「この意味が最近やっとわかるようになった」と清宮。西谷監督とはその後、練習試合で顔を合わせ「『変わったな』と言われてうれしかった。『うちとやるときは打たないでくれよ』と冗談を言ってくれた」という。

 アンケートによる優勝候補予想は履正社(大阪)が13人で断トツ人気の一方、早実はゼロ。清宮自身の回答も「わからない」だった。それでも、「うちなんかそんな強いチームには見えない。でも、この大会に懸けている。センバツは精神力の強い投手が集まっている。その相手から打つのが本当のスラッガー」と決意を語った。 (山内明徳)

 

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