蹴球探訪
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【ドラニュース】京田、荒木を完コピ2017年3月10日 紙面から
中日のドラフト2位、京田陽太内野手(22)=日大=が9日、偉大な先輩を完全コピーした。ナゴヤ球場での練習で、二塁でノックを受ける荒木雅博内野手(39)を見ながらシンクロ。お手本の動きを体に染み込ませた。オープン戦では打撃も上々。本職の遊撃以外でも可能性を広げていけば、目指す開幕1軍も近づく。 2人の動きは一糸乱れない。二塁で軽快に打球を捕って投げる荒木。その3メートルほど後ろで、京田がそっくりまねる。およそ10分のエアーノック。ルーキーは「体の軸はぶれないし、ボールに向かうのも速い。生きた教材を見させてもらいました」と濃密な時間を振り返った。 さらに直接のアドバイスも。併殺プレーで遊撃手に送球する一連の動作で「体が開きすぎていると言ってもらいました」。本職の遊撃とは反対の動き。即席で塾を開講した荒木は「すぐにできることじゃないし、やっていきながらだね」と笑顔で話した。 コピー指示を出したのは森脇内野守備走塁コーチ。荒木が1軍に合流した3日にノックを打った際に「あらためていい動きをするな」と感心したという。名手から学ぶ点として「ボールまでの距離をいかに早く詰められるか。一歩目の動きだしの部分」と練習の意図を説明した。 京田はオープン戦の3試合で二塁を経験。前日8日の巨人戦(岡崎)では、野球人生で初めて三塁を守った。「試合に出られる機会も増えるので、できるに越したことはない」。三塁にはゲレーロ、遊撃には堂上、そして二塁には当の荒木らがいるとはいえ、果敢に挑んでいく。 PR情報 |