2017年3月11日00時20分
韓国の憲法裁判所が10日、朴槿恵(パククネ)大統領(65)の罷免(ひめん)を宣告した。安全保障関連法への抗議活動を続けてきた学生団体「SEALDs(シールズ)」の元メンバーで、韓国で大統領辞任を求める集会にも参加した玉川大4年の矢部真太さん(24)は、衝撃を受けた。
午前11時過ぎ。矢部さんは都内の自宅でテレビの速報を見て罷免を知った。「韓国では国民が政治を動かした」。そう思うと、鳥肌が立った。
韓国で朴氏への批判が高まっていた昨年11月、矢部さんはソウル中心部で約150万人(主催者発表)が集まった抗議集会に参加した。老若男女が集う会場を歩き回って感じたのは、憧れと悔しさ。「こんなに人が集まるなんて。隣の国なのに、なんでこんなに差があるんだろう」
SEALDsは2015年の安…
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朝日新聞国際報道部