どもっ、飯朔です。
疲労回復には欠かせない発酵食品。その中でもヨーグルトは優れたモノでしょう。
最近は、家族全員毎日R1ヨーグルトを食べるのですが・・・。1本126円×4人分で1ヶ月=約¥15000と高出費。
どうにかせねばと考えた結果、ヨーグルトメーカーを使って量産できないかと考えました。
ヨーグルトの共通する効果
様々な社会環境やストレスにより、私達の体はいつの間にか疲労が溜まり続けています。
あれ?休んでいるのに疲れが取れない、働く現代人には必ずあるでしょう。
この問題を解決するには発酵食品に含まれる酵素がいいのですが、日本人古来の食卓「味噌汁・納豆・漬物」など様々な発酵食を用意するには、忙しく手間もかかることが現状です。(発酵食以外もあるがやはり手間がかかる)
そこで、体に良いと言われるヨーグルトなら手軽に摂取し、免疫力を活性化できるのだ。
ヨーグルトの共通する効果
・ストレスを和らげる
・肌荒れなどの改善
・生活習慣予防
・骨を丈夫にする
・筋トレ効果を高める
・燃焼効果
・細菌の免疫力向上
・体臭の改善
(詳細はまた別記事で・・)
上記のほとんどは、腸に存在する善玉菌が増えることで健康になるということです。
しかし、ビフィズス菌や乳酸菌が含む食べ物を摂取しても、ほとんどの乳酸菌は体内の胃酸により死滅してしまうところ。
今までの乳酸菌摂取は一体何だったのか?と考えてしまいますが
死滅した乳酸菌はその後、善玉菌の餌となり有効に働いていることがわかったのです。死滅しても善玉菌が活発になる有用成分が多く含まれてる為、善玉菌が増殖していきます。
近年では、生きた乳酸菌が腸に届く「プロバイオティクス」や加熱処理によって微細になる乳酸菌「バイオジェネクス」などが開発されるなど、様々な方法でビフィズス菌を増やしていく乳製品が販売されるようになりました。
R-1ヨーグルトとは
R-1ヨーグルトには、”ラクトバチルスブルガリクスOLL1073R-1”という乳酸菌が使われてます。
一時期はスーパーでも品切れ状態だったR-1。なぜここまで売れたのかというと 、R-1菌が増殖するEPSという物質が強みなのです。
このEPSが体の免疫細胞を活性化してくれる成分で、ウィルスやガン細胞を見つけたら徹底的に壊すナチュラルキラー細胞を活性化してくれます。
また、風邪・インフルエンザ予防にも効果があるとのことで、佐賀県有田市の小中学生に半年間R-1 ヨーグルトを食べてもらうという実験を行ったのですが、驚きの結果がでました。
近隣の3つの町の小中学生と比較して、インフルエンザ感染率は、それぞれ9.74%、10.48%、4.37%だったのに対し、R-1ヨーグルトを食べ続けた有田町の感染率は、0.64%と圧倒的な結果だったようです
※個人的な感想ですが、インフルエンザ予防できるといっても個人差によります。より強力なインフルエンザだとヨーグルトだけではどうにもできず、抗生物質を使用しなければいけません
R1菌の培養方法
R-1菌の魅力がわかったことで、どうしても培養してみたい・・そこで作ってみようと考えました。
様々な方法でヨーグルトを作ることができますが、初心者の場合ヨーグルトメーカーを使用した方が成功しやすいでしょう。
今回私が使用するのはソレアードのヨーグルトメーカー。価格が安く(¥2000ほど)牛乳パックをそのまま設置して作ることができます。ただしヨーグルトを作るだけの特化したタイプなので、温度調整・時間設定ができません。
作る際、材料選び
低脂肪牛乳?加工乳?どんな牛乳を選べばいいか迷いますよね。
R-1の公開特許にはこう記載されてました。
生乳、脱脂粉乳、砂糖を使用し、SNF9.7%、FAT3.05%、砂糖3.0%に調製した溶液(以下発酵乳Mix)にL. bulgaricus OLL1073R-1、S. thermophilus OLS3059(FERM P-15487)をスターター菌として加え、43℃で発酵を行った。酸度0.7で発酵を終了し、4℃で1日保存することで最終酸度0.78となった。
R-1公開特許より引用
つまり、無脂乳固刑9.7%・乳脂肪分3.05%・砂糖3.0%に調整して43℃で発酵し、4℃で1日保存したということ。
市販で売ってる牛乳だけでは限界なので、脱脂粉乳(スキムミルク)や砂糖を加えると上記の条件に近づくことが可能だと、ヨーグルトメーカー:タニカ社の実験ブログに記載されていました。(タニカ社では、明治おいしい牛乳を使用されてます。固定分8.3%・乳脂肪分3.05%)
そして、種となるR-1ヨーグルトには固形タイプとドリンクタイプがあります。固形タイプだと混ぜるのが難しいので、ドリンクタイプがオススメ。
ドリンクタイプにも低カロリー・アセロラ&ブルーベリー・フルーツタイプなど様々な種類がありますが、通常のR-1ヨーグルトがいいでしょう。
また砂糖・スキムミルクにも雑菌が付着してる可能性が高いので、ヨーグルトメーカーに設置する前に、鍋に牛乳と混入して沸騰した方がいいです。(今回は砂糖・スキムミルクは無しで)
➂クリップなどで蓋を閉じる。
④ ソレアード ヨーグルトメーカーは温度調節ができない為、セットして電源を入れるだけ。8~10時間待ちます。
➄ 発酵完了したら、電源を切って出来上がり !
少々ドロドロしてますが、味・食感はヨーグルトです。
パックのまま冷蔵庫に保存。
翌日、手作りヨーグルトすくってみると、弾力のあるヨーグルトになってました!しかも酸味は無くて美味しかったです。
今回、私が使用した牛乳は固定分8.6%・乳脂肪分2.0%。乳脂肪分が低かったな~と少々後悔。
ヨーグルトメーカーも、温度調整・時間設定ができる物を選んだほうが、良質な仕上がりになるかもしれないと思いました。
・ヨーグルトメーカー(温度設定・時間設定があれば尚良し)
・牛乳(1000ml、固定分8.3%・乳脂肪分3.05%の明治おいしい牛乳が妥当)
・種菌となるヨーグルト(R-1ヨーグルト ドリンクタイプだと、ちょうどいい)
・ヨーグルトスプーン(無ければ菜箸で)
・砂糖30g、スキムミルク10g(無くても可能)
本当にR1菌を培養できたのか?
見た目・味・食感はヨーグルトそのもの。
しかし、R-1特有のEPSまで培養されているのかという疑問。
情報を求めネットサーフィンしていたところ、meijiのQ&Aに質問されてました。
プロビオヨーグルトR-1を種菌にしてヨーグルトを作ることはできます。
ただし、プロビオヨーグルトR-1の特徴である1073R-1が作り出すEPS(多糖体)の量は、
原材料や発酵条件等により異なります。
一般家庭ではこの商品と同等量のEPS(多糖体)を作り出すことができないと考えられます。そのため、当社で生産しているプロビオヨーグルトR-1をお召し上がりいただくことをおすすめします。
http://qa.meiji.co.jp/faq/show/43より引用
と記載されてました。大企業ならではの設備と自宅で作れるヨーグルトメーカーでは品質の差がでてくるのは間違いありません。
EPSは培養できなくても、死滅したわけではないと思うので少しは得られるのではないでしょうか。
一番嬉しいといえば、15000円ほどの高出費を4700円に抑えることできたので、我が家は最高です!