中山佳祐が日本フライ級5位の望月下す ランキング入り確実に
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「ボクシング・8回戦」(10日、後楽園ホール)
中山佳祐(ワタナベ)が、日本フライ級5位の望月直樹(横浜光)を2-0の判定(78-73、77-75、76-76)で下し、ランキング入りを確実とした。
インファイターの望月を迎え撃つ形となったサウスポーの中山は、序盤から左がヒット。望月の強烈なプレスにも反応よく対応し、一進一退の攻防が続いた。最終回、互いに譲らぬ打ち合いとなったが、中山の右フックがタイミングよくヒットしダウンを奪った。
ボディーを効果的に放った中山は「1ラウンド目からやりにくさはなかった。ボディーはずっと練習していた。ガードが堅いので上だけでは倒せないだろうと思っていた」と、練習通りの試合運びだった。
積極的に前に出てくる望月のスタイルは「こっちから追わなくていいのでやりやすかった。もうちょっと詰められるようにならないといけない」と、次戦への反省も挙げた。
担当の小口トレーナーの営む飲食店でアルバイトをし、付き合いは深い。まな弟子の勝利に、小口トレーナーも会心の笑みを浮かべていた。