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【激震・朴政権】
朴槿恵大統領の弾劾可否きょう11時から言い渡し 憲法裁、失職か復権か 国政介入事件
韓国憲法裁判所は10日午前11時から、国会が弾劾訴追した朴槿恵大統領(65)=職務停止中=の罷免の可否を言い渡す。罷免なら朴氏は即時失職、出直し大統領選挙が60日以内に行われる。不起訴特権を失い、親友の崔順実被告(60)による国政介入事件をめぐって逮捕、起訴される可能性もある。棄却か却下なら大統領として復権する。
朴氏は2013年2月に韓国初の女性大統領に就任。韓国では1948年の建国以来、大統領が罷免されたことはない。
国会は昨年12月、朴氏が崔被告と共謀しサムスン電子副会長の李在鎔被告(48)側から多額の賄賂を受けたり、崔被告に国政の機密資料を渡したりしたとして弾劾訴追案を可決した。
憲法裁は崔被告の国政介入や、14年の旅客船セウォル号沈没事故当日の朴氏の対応などを争点に審理した。現在の裁判官8人のうち6人以上が賛成すれば罷免が成立する。(共同)