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[国連 8日 ロイター] - 米国のニッキー・ヘイリー国連大使は8日、北朝鮮への対応について「すべての選択肢が検討対象になっている」と述べた。また、中国が提案した合同軍事演習と北朝鮮によるミサイル発射・核実験の双方を停止するとの案を退けた。
北朝鮮は6日、同国西岸から弾道ミサイル4発を日本海に向けて発射。発射は1日に始まった米韓合同軍事演習に反発する姿勢を示すものとみられている。
ヘイリー大使は北朝鮮の最高指導者、金正恩・朝鮮労働党委員長について「理性的な人間を相手にしているわけではない」と指摘。トランプ米政権は現在北朝鮮への対応を検討しているとし、「すべての選択肢が検討対象となっている。現在決定に向け動いており、われわれは適切に対処する」と述べた。
中国の提案については、米韓合同軍事演習は過去40年間にわたり毎年実施されており、実施について北朝鮮には常に通告していると指摘。先ず北朝鮮が何らかの前向きな姿勢を示す必要があるとの考えを示した。
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