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 アイルランドにある都市リムリックで2月半ば、迷子のハクチョウが保護された。そのハクチョウを発見したジャック・マクグラスさんは、その時帰宅途中だった。

 自動車が行き交う道端で茫然とたたずんでいたハクチョウは、どこに向かったらいいかわからず途方に暮れているように見えたという。

 事故を心配したジャックさんはすぐに動物保護団体に連絡し、指示を仰いだ。
 
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ある日偶然遭遇したのが迷子のハクチョウだった場合


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仕事が終わって、家に帰る途中、橋の上で2人のアメリカ人観光客がハクチョウを見つめて困っている様子だでした。なので私も何か助けられたら、と思いリムリック動物福祉局に電話することにしました。
そう語るジャックさん。

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 しかし連絡した愛護団体は25キロ先にあり、ハクチョウをすぐに迎えに行くのは難しい状態だった。

 話し合いの結果、ハクチョウには目立った怪我や傷などもないためジャックさんが川まで見送ることとなる。

 こうしてジャックさんと見知らぬハクチョウの思わぬ散歩がスタートした。

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気まぐれハクチョウと束の間のランデブー


 ナビゲーターのジャックさんも少々困惑を見せるハクチョウさんの気まぐれウォーキング。

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 ハクチョウが時折車道に出てしまうと、ガイドのジャックさんも車道に出ざるを得ない状態に陥ってしまう場面もあったようだ。
 
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ケガがないようにしっかり見守りましたよ。こういう思わぬ自然との触れ合いはうれしいものですね。絶対このハクチョウを無事に返してあげようと思ったんです。
とジャックさん。

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 道路を無事に渡った1羽と1人
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 ジャックさんはハクチョウに行先の川の場所を指し示す
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 無事にジャックさんに導かれ安全な川のそばへ
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 いつの間にか横を歩く姿はすっかりバディ、相棒へと変わっていた。
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 かくしてハクチョウは無事に川のありかを発見し、安全に到着できた。
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短い時間だったけど、変な友情が芽生えたっぽい両者


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 「ハクチョウが飛び立つ姿が壮大で、自分が目にしたものが信じられなかったです」そう語るジャックさんだが、短い間にハクチョウと親睦を深めていたようで、最後は名残惜しかったようだ。

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 ハクチョウが発見されてから水辺にたどり着くまで一部始終を見守ったジャックさんの行動は、リムリック動物福祉局のフェイスブックで紹介された。フェイスブック上では「おおすげえ!」「よくやった!」など賛辞の言葉が世界中から寄せられていた。

 ニュースになった翌日、ジャックさんの携帯電話には35件もの不在着信が残されていたんだとか。一躍人気者のジャックさんだが、「ただ助けを必要としていた動物を助けただけ」とコメントを残しているあたりどこまでも謙虚なヒーローのようだ。

via:Nice Guy Makes Sure Swan Gets Home Safe translated kokarimushi / edited by parumo 
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  • 2017年03月11日 00:34
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  • 2017年03月11日 00:36
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  • 2017年03月11日 00:38
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