性的暴行被害者に「膝を閉じておけなかったのか」 暴言判事が辞任
2017年03月10日 16:28 発信地:モントリオール/カナダ
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【3月10日 AFP】性的暴行事件の裁判で被害者の女性に対して「なぜ両膝を閉じておけなかったのか」と質問し、物議を醸していたカナダ連邦裁判所の判事が9日、辞意を表明した。
ロビン・キャンプ(Robin Camp)判事は2014年、性的暴行事件の公判を担当した際、被害者の女性(19)に向かって「苦痛とセックスは同時に起きることもある」と放言。さらに、容疑者から身を守るために「なぜ両膝を閉じておけなかったのか」と質問した。
キャンプ判事について、カナダの司法評議会は9日、「司法に対する国民の信頼を著しく損なった」として法務省に解任を要求。これを受け、キャンプ判事は辞職の意向を声明で発表した。
キャンプ判事は声明で、「私の発言で傷ついた全ての人に心からおわびしたい」と述べた。(c)AFP
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