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LINEが音楽レーベルを設立!IT企業が音楽を作る時代に

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どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。

 

IT企業が音楽レーベルを立ち上げるのが流行っている?

 

先日、お馴染み「LINE」が音楽レーベルの立ち上げを発表しました。

 

LINEが音楽レーベル「LINE RECORDS」を設立

f:id:sohhoshikawa:20170309193414j:plain

2017年3月8日にLINE株式会社による音楽レーベル「LINE RECORDS」の設立が発表されました。

LINEは2015年に定額制オンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」をスタート。

LINE RECORDSは音楽を通じたコミュニケーションのさらなる活性化と、ユーザーとの接点拡大を目的に据えているとのことです。

 

第1弾作品としてKan SanoがLINEの呼出音をリミックスした“MODERN LINE(Kan Sano LINE Remix)”を3月8日から先行配信しています。f:id:sohhoshikawa:20170309193426j:plain(Kan Sano キーボーディスト/トラックメイカー/プロデューサー)

 

また『RECORD STORE DAY』にあわせて同曲のアナログ盤が制作され、4月22日から『RECORD STORE DAY』参加店舗で販売されます。

 

クラウドファンディングのCAMPFIREでも音楽レーベルを準備か 

さらに以前よりウワサされていますが、クラウドファンディングでは日本大手のCAMPFIREも音楽レーベルを設立するようです。

 

以下、代表の家入一真さんのブログから。

CAMPFIREでレーベルをやるのも面白そうだ。

僕が参画しているBASEとCAMPFIREを使ったある秘策があります。アーティスト活動をしていくにあたっての相談窓口も作ります。元メジャーレコード会社やマネージメントにいた相談員を数人常駐させます。

引用元:CAMPFIRE音楽事業における決意表明的な何か | KAZUMA IEIRI

 

このように最近はIT企業が音楽レーベルを設立することが増えているようです。

 

コンテンツのプラットフォーム化からプラットフォームのコンテンツ化へ

ドワンゴ川上会長の「鈴木さんでもわかるネットの未来」によれば、コンテンツを作らないプラットフォームはコンテンツの値段を下げる傾向にあるらしいのです。

それに対して、コンテンツ側は自らがプラットフォームになることで対抗しようとします。

つまり「コンテンツのプラットフォーム化」です。

 

具体的には顧客接点をコンテンツが持つこと。

例えば、自社メーカーの商品がAmazonで売れたり、自分の音楽がiTUNESで売れたなら、顧客情報はAmaoznやAppleのモノになります。

そうなるとコンテンツはいつまでたってもプラットフォームにビジネスを依存することとなり、時に不利益な条件をのまざるを得ないのです。

だからコンテンツはプラットフォーム化を目指します。

 

矛盾するようですが、コンテンツのプラットフォーム化を後押しするようなプラットフォームが相次いで勢いを増してきたのが2016年でした。

noteBASE、CAMPFIREなどはコンテンツホルダーの立場を尊重するように、顧客接点をコンテンツにゆだねる設計になっています。

関連記事:「くるり」も使ってる!バンドの音楽活動における『note』の可能性

/【手数料激安!】ミューシャンはBASEで音楽を売ろう!

/クラウドファンディングのCAMPFIREでファンクラブのシステムがリリース! ミュージシャンの宿り木に 

 

今回はIT企業(プラットフォーム)がコンテンツを作るというニュースです。

2017年に起こっているのは、2016年のそれとは逆のベクトルの、プラットフォームのコンテンツ化です。

結果いっしょですね(笑)

 

これは顧客接点がビジネスにおいて、いかに重要な力を持っているかを裏付けるニュースでもあると思います。 

既に多くのユーザーを抱えているLINE MUSICですから、自社でコンテンツを作りアーティストを育成できれば大きなヒットを生み出せる可能性が高い。

ですから、LINE自らがレーベルを始めるというのは至極当然な流れに思えます。

 

かつてCD全盛時代は、レコード会社がコンテンツ(CD)をつくり、マスメディア、CDストアとの連携で音楽業界を形成していました。

現在は音楽ストリーミングをはじめ、音楽消費がCDからデジタルへの移行が始まっています。

関連記事:

 

今回のLINE(そしてCAMPFIRE)の音楽レーベル設立のニュースは、いよいよ音楽業界の変革が始まる時…!と読むこともできるでしょう。

 

ミュージシャン/バンドマンにとっては良い時代に

「メジャーデビューしたのに食えない…!」なんて話を以前はバンド仲間からよく聞きました。

音楽ビジネスの過渡期を抜け出し、「売る力」のある音楽レーベルが1つでも増えることはミュージシャンにとって喜ばしいはずです。

 

そして相変わらず参入のしやすさも担保されるでしょう。

LINE MUSICにだってTUNECORE JAPANなどのサービスを使えば、誰でも簡単に低コストで配信を開始することができます。

関連記事:iTUNESやApple MUSICで音楽を配信するには?4つの方法をまとめてみた

 

自主制作音源がLINE MUSICで話題!⇒LINE RECORDSでデビュー!

 

なんていうシンデレラストーリーも今後生まれてくるかもしれません。

 

今回のLINE RECORDSニュースはミュージシャン/バンドマンにとっては歓迎すべき流れだと思います。

心の隅にとめておいて、ちょっとしたモチベーションにでもして下さいね(笑)

 

 

 

 

それでは!

 

 

 

 

 ところで俺、まちがってねぇよな?