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 東京都の築地市場で土壌汚染の可能性を都が指摘していた問題について、小池百合子知事は2日の都議会一般質問で「人の健康に影響を与えることはないと考えている」と述べた。

 自民の川松真一朗都議の質問に答えた。小池氏は「コンクリートやアスファルトで覆われており、土壌汚染対策法などの法令上の問題もない」とも述べた。

 一方、小池氏の見方について、自民会派内では「(汚染問題で揺れる)豊洲市場もコンクリートで覆われており、築地と同じだ」との議論があった。築地と豊洲の安全基準が異なるようにもとれ、高木啓幹事長は2日、報道陣に対し、「豊洲では(有害物質が検出された)地下水の使用は全く想定されていない。豊洲についても科学的知見をベースに判断するべきだ」と述べた。

 豊洲市場の安全性を検証している都の専門家会議の平田健正座長は、豊洲も築地と同じく、市場の敷地がコンクリートで覆われているなどの理由で「科学的には安全」としている。一方で、「科学的な安全と、人の心の安心は違う。(現状では)一般の消費者が納得してくれない面はある」とも認める。

 小池氏は先月28日、報道陣に…

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