治療日記

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2017年3月1日(水)

Day78:

今日の血液検査の結果は、白血球(WBC)3300、赤血球(Hb)8.5、血小板(PLT)1.4、CRP値は24.3でした。

問題の尿素窒素(UN)が79、クレアチニン(Cr)が6.98です。

昨夕に突然、愛媛の実兄が見舞いに来てくれました。

3月になると農繁期になるので、2月中に見舞いに来たとのこと。このフットワークの軽さは、うちの兄弟の特徴ですね。



2017年2月28日(火)

Day77: 朝から微熱がでて横になっています。

昨日の血液検査の結果は、白血球(WBC)3600、赤血球(Hb)7.1、血小板(PLT)2.2、CRP値は21.05でした。

問題は、尿素窒素(UN)が87、クレアチニン(Cr)が7.49とこれまでなかったような高値になっていること。肝臓や血圧関係は正常値をたもっています。

調子よく使っていたWimax2が時々繋がらなくなってしまいました。この病院のどの部屋でも快適に使えてたものですが、西側に面した個室ではアンテナが立たないことがあるんです。

そこで息子に頼んで、パラボラアンテナとリフレクターを作ってもらいました。これで安定して、アンテナが2−3本立つようになったので、当面はこれでいいかな。



2017年2月27日(月)

Day76: 二回目の人工透析をうけました。

自力でも尿が出るのですが、それを助ける意味からも2回目の人工透析をうけました。

エコー検査のために尿を溜めるのが辛い。


2017年2月26日(日)

Day75: 自力でも尿が出るようになりました。


2017年2月25日(土)

Day74: 超音波診断(エコー)のあと、人生初の人工透析を行いました。4時間ほどかかって、3kgの体重減でした。


2017年2月24日(金)

Day73: 尿が出なくなってしまいました。

昨夜の10時頃から、尿意がなくなって、トイレに座っても大は出るけれど、尿が出てこないのです。完全に出ない訳ではなく、尿管を通っているのは感じて、ほんの数滴の血尿は出ます。ですから、尿管が詰まっているのではなく、膀胱に尿が無い感じ。

『下腹の張りはないですか?』と看護婦さんに聞かれても、モルヒネ系の鎮痛剤で下腹部全体の痛みを抑えている状況では答えに詰まってしまいます。

幸い、今日は金曜日なので、腎臓内科の医師に診て貰えるでしょう。


2017年2月23日(木)

Day72: 下腹部の痛み、血尿、排尿時の痛み、歯痛と頭痛は相変わらずです。

今朝も平熱で目覚めたのですが、昼頃にかけて寒気がして、午後の検温では38.4度でした。できるだけ横になって寝ています。

腎臓の負担をできる限り和らげようと、薬の種類を絞ることになって、肺炎予防も投薬でなく、吸入器でやることになりました。

右写真がその吸入器。薬剤を入れると蒸気がでてそれをマスクを被って20分ほど吸入します。



2017年2月22日(水)

Day71: 昨夜も微熱(37.4度)が出て、心配しましたが、今朝は平熱に戻っています。

下腹部の痛み、血尿、排尿時の痛み、歯痛と頭痛は相変わらずです。

今朝の血液検査の結果は、白血球(WBC)3500、赤血球(Hb)8.5、血小板(PLT)0.7、CRP値は10.27でした。血小板が極端に減っているので、急遽、血小板輸血しました。CRP値も跳ね上がりました。

問題は、尿素窒素(UN)が60、クレアチニン(Cr)が3.04とこれまでなかったような高値になっていること。腎臓機能に障害があるということ。

糖尿内科の医師がついて、血糖値の管理が厳しくなってから、基本的に病院食のみ、間食無しという生活を続けてきました。おかげで、血糖値は100そこそこに落ちて、空腹時には100以下の値も普通に出るようになりました。

病院の売店にある、信玄餅アイスや豆大福(つぶあん)に眼を奪われても、じっと我慢の日々だったのです。

昨夕、ペットボトルを買いに売店に降りてみると、春の新製品として『さくら餅』がありました。本物の桜の葉に包まれたピンク色のつぶつぶ餅が美味しそうです。その魅力に抗えず、つい購入してしまいました。今日、どこかのタイミングで、お茶でも飲みながら食べようと思っています。



2017年2月21日(火)

Day70: 36.2度の平熱。体調も戻りました。

下腹部の痛み、排尿時の痛み、歯痛と頭痛はまだありますが、それぞれ軽くなった気がします。

熱が下がり、首にCVを入れたおかげで両手がフリーになって、パソコンも使えるようになりました


熱が下がって、日の出を愉しむ余裕もでてきました。今朝の朝焼けです。

この病室に移ってきた頃は、スカイツリーの南側(写真では右側)からの日の出でした。いまはすっかり東側になって、太陽が高くなりました。



2017年2月20日(月)

Day69: 朝38.5度の熱とともに目覚めました。

下腹部の痛み、排尿時の痛み、それに歯茎全体が浮いたような歯痛とそれにともなう頭痛で、絶不調でした。

朝の採血は培養試験(高熱が出た時には必ず採る)用のものも含めて9本必要だったのですが、夜勤の看護婦さんが2回失敗して、とても無理と放棄。出勤してきた担当医師が時間をかけてどうにか数本採ったものの、培養試験のものまでは採れませんでした。

『やはり、今後の事も考えると首からCVを入れましょう』

ということになり、そのためにはまず、出血防止のために血小板輸血をしましょうという事になりました。

歯痛の方は、朝一番で歯科に診て貰いました。歯科としては歯茎も締まっていて、口腔内も綺麗で、全く異常ないとのこと。痛みで歯を噛みしめ過ぎたり(歯ぎしり?)他の要因による痛みのようです。頭痛が辛いので、万能薬のカロナールをもらって飲みました。

左側の首の血管は枝分かれが複雑というので、新しいCVも首の右側から入れました。

左腕の点滴針は、『いい仕事だった』のですが、それに伴って抜きました。これで、パソコンの両手打ち、ブラインドタッチができるようになりました。


2017年2月19日(日)

Day68: 今朝の体温は36.2度、平熱に戻りました。

血尿と排尿時の痛み、頻尿は相変わらず続いています。


2017年2月18日(土)

Day67: 昨日の血液検査の結果は、白血球(WBC)2600、赤血球(Hb)7.2、血小板(PLT)3.9、CRP値8.93でした。期待したほど改善はしていませんが、まあ悪くはなっていないので辛抱ですね。

血尿が続いていますが、症状が変化しています。これまでは左下腹部を中心に痛み、左の背中側にも違和感があったのですが、それが消え、下腹部(膀胱)の痛みだけになりました。そして膀胱炎の典型的な症状である、排尿時の痛み、残尿感、頻尿が出てきたのです。

昼頃から微熱も出て、夜には37.7度まで上がりました。

湯たんぽで温かくしてベッドに横になり、1時間毎に排尿の痛みに耐えています。

赤血球の輸血をしました。時間がかかりました。


2017年2月17日(金)

Day66: 昨日は、二つの”大”手術がありました。

一つ目は朝一番に耳鼻咽喉科に行き、鼻血を止める措置をしたこと。詰め物を抜くと、大量のドロッとした血の塊が出てきました。それらを取り出して、鼻腔の内部洗浄をして、出血箇所を特定。麻酔をかけて、『ダイポール』と呼ばれる器械(放電を利用して皮膚を焼き付ける?)で止血して、最後に人工のカサブタをその上に貼って完了でした。

二つ目は医師団4人と看護婦さんたちが見守る中、2時間以上をかけて点滴針を刺し直したこと。頼みの綱だった首からのCVが細菌汚染され、やっとのことで入れた左腕の点滴針も閉塞してしまったのです。

これについては、無菌病室でのできごとのページの、エコーを見ながら点滴針を刺すに書いておきました。

右写真のように、手首と肘の中間部分の太い血管に入ったので、安定していて、肘や手首を曲げても大丈夫です。これでパソコンのブラインドタッチもできるようになりました。


鼻血の出血が大量だったので、昨日、急遽、血液検査をやりました。その結果は、白血球(WBC)3000、赤血球(Hb)7.4、血小板(PLT)2.0でした。

血液の凝固、腺溶を示す、ファブリノーゲンは651(正常範囲は160-340)、FDP(Fiber Destruction Producgt)は9.8(正常範囲は0-5.0)で、特に驚くほどの高値ではありませんが、念のため、血小板の輸血をしました。

昨日のグラフに白血球3000をプロットすると、CRP値のピークアウトに伴って、白血球が増え始めたような気がします。希望的観測ですが。


2017年2月16日(木)

Day65: 深夜に鼻をかんだら、鼻血が止まらなくなってしまいました。

看護婦さん、そして当直の医師も来てくれたのですが、鼻腔の奥の方に出血箇所があるようで、完全には止まらず、今も少し出血しています。

血尿も続いていて、身体の上下から出血状態。左腕は棒になっていますから、右腕1本で生活しています。

メールやお誕生日メッセージを送って頂いた方、お返事は少しお待ちください。

腎臓機能を示す、尿素窒素とクレアチニンの推移です。

血尿が出てから急激に増えていますが、その値は飽和しつつあります。


希望が見えているのは、CRP値がピークを越えたように見えること。

通常、CRP値は2日程度のタイムラグがあるので、痛みが最も激しかったDay59あたりがピークで、今は、回復に向かっているのではないでしょうか。



2017年2月15日(水)

Day64: 平熱、体調はまあまあです。

血尿が止まりません。これは長期戦になりそうですね。医師によると、細菌性のものでなく、ウィールス性の膀胱炎なので、時間がかかる。水分を摂って流しきるしかないとのこと。心配なのは、他臓器への影響です。

腕に入れた点滴針が、細い血管に微妙な角度で入っているようで、そのままでは点滴液が自然落下しないので、輸液マシーンを取り付けました。それでも身体を少し動かすと閉塞して『ピーピーピー』と大きなアラーム音を発します。

昨夜、何度も鳴って大部屋の他の人の迷惑になるので『ギブスで固定しよう!』と提案して、写真の様な姿になりました。


今日は私の65才の誕生日です。1月の終わりにお試し外泊した時には、誕生日は自宅で迎えられると思っていたのですが、なかなか予定通りにはいかないものですね。

この病院、お誕生日には特別メニューが提供されると聞いていたのですが、何と、二段重ねのお重に祝い箸付きでした。


お重の中味は、赤飯にだし巻き卵。美味しく頂きました。



2017年2月14日(火)

Day63: 昨日の血液検査で、白血球、赤血球、血小板とも激減し、CRP値が跳ね上がりました。腎臓の指数も悪くなっています。血球の減少は、炎症のために血液の凝固が起こっているせいで実際にフィブリノーゲン(Fib)の値が728(標準値は160-340)に急増していました。

培養検査の結果、首に入れているCV(中心静脈カテーテル)からの感染が疑われるので、CVを抜くことになりました。

首を抜いて、腕から点滴針を入れることになりましたが、採血でさえ難しいのに点滴針はもっと大変です。普通、点滴針は看護師の仕事ですが、担当医師自らがやる事になりました。

最初、右腕で失敗して出血。『先に血小板輸血を首からやってからでどうでしょ』という私の提案で、輸血後に左腕でチャレンジして、丁寧に腕を観察した後に成功しました。


ただ血管が細いようで、少し腕の角度を変えると閉塞します。左腕を固定して、右手1本で生活しています。キーボードも両手打ちができなくて、苦労しています。


2017年2月13日(月)

Day62: 今朝の血液の採取も夜勤の看護婦さんが腕から採ろうとして失敗しました(昨夜から心配していたそうです。自信なくやると必ず失敗するでしょう)。

私としても輸血がまだ必要な状態では、首からのCVが唯一の頼りだったので、CVを抜くというと不安です。

爪に、乾いたような白い線が入っていて、その位置が指先の方に移動していって、爪切りをする位置に近くなりました。

放射線照射を受けた時に、一旦、細胞分裂が止まって、それから再生した痕跡なのでしょう。今日はDay62ですから、『爪は約2ヶ月毎に新しくなっている』と言えるのかな。

髪の毛も頭頂部から段々と生えてきています。


今朝の血液検査の結果は、白血球(WBC)2300。赤血球(Hb)6.6、血小板(PLT)1.8、CRP値14.8でした。

身体の炎症を示すCRP値(標準値0-0.3)は、14.8に急上昇しています。


2017年2月12日(日)

Day61: 血尿は続いていますが、赤色が薄くなってきて、下腹部の痛みも軽くなった気がします。ピークを越えて治癒プロセスに入っているといいのですが。

体温は36.6度、血圧117-80、少し元気になりました。

少し元気になったところで、東京の夜景撮影を始めました。機材は無菌病室からの景色で使ったカメラ(光学60倍ズーム)です。

まず、右写真はスカイツリー全景。(画像をクリックすると大きくなります)

周辺のビルと比べて格段に高いというのがいいですね。東京タワーも撮ったのですが、周りの高層ビルに囲まれて、まるで、クリスマスツリーのようでした。


ズームして、展望台の部分。人らしき物が動くのが分かりました。



2017年2月11日(土)

Day60: 血尿が止まりません。痛みも酷くなって、昨夜は殆ど眠れませんでした。

抗生剤(レボフロキサシン錠)を服用しているので、水分を多めにとればウィルスが流れてしまうと軽く考えていたのですが、身体に抵抗力がないせいか簡単ではないようです。

昨日から、抗生剤の点滴を始めましたが、痛みと血尿は続いています。胃腸のキリキリ痛みの時に有効だったブスコバンの点滴も、モルヒネ系の鎮痛剤も効かず、鎮痛剤の点滴で凌いでいますが、一日中、痛みに耐えて唸っています。

昨日の血液検査の血液検査の結果は、白血球(WBC)3200。赤血球(Hb)7.8、血小板(PLT)3.5でした。

身体の炎症を示すCRP値(標準値0-0.3)は、5.27に急上昇。膀胱炎のせいですね。



2017年2月10日(金)

Day59: 昨夜、夕食のあと、下腹部(膀胱)が激しく痛みはじめ、再度、血尿になりました。

鎮痛剤の点滴も効かず、というか、効いていてもそれ以上の痛みで、夜半まで唸っていました。やっと深夜に点滴が効きはじめて、断続的に眠ることができました。

ここ3日ほど、食事をすると痛みが出るので、食べるのが怖い感じがします。

昨日、膀胱の検査と肺炎などの感染症のチェックを兼ねて、副鼻腔から膀胱までのX線CTを撮りました。先日から痰が絡んで咳が出るので、念のためという意味もあります。

造影剤の注入(腕の静脈からX線吸収率の高いヨード造影剤を入れる)の時に、例によって血管がないと、ひと騒ぎあって、どうにか造影剤を入れて撮影に成功。結果は、担当医がみる限りは特に異常なしとのこと。本日、放射線医が詳しくチェックしてくれるそうです。


昨日は、膀胱を含めて内臓のエコー検査も30分ほどかけてやりました。膀胱が少し腫れているようだが、たいしたことはないという診断でした。

今日も大人しく、ベッドの上で休むことにします。


2017年2月9日(木)

Day58: 朝の体温は36.6度。昨夜は膀胱炎のためか、最高37.6度まで上がったのですが、平熱に戻りました。血尿も止まりました。ただ、昨日も朝は調子が良かったのに、また血尿になったので油断禁物です。

今日は、午前中に膀胱のエコー検査をやることになっています。

やはり、いろいろあって、簡単に退院とはいかないようです。

患者コードを印刷した腕輪が消えそうになって、バーコード読み取りが困難だったのですが、あと少しだからと、更新しませんでした。更新料1000円だというし。でも、しょうがない。この際、覚悟を決めて新しくしました。



2017年2月8日(水)

Day57: 昨日の午後3時頃から、下腹部(膀胱)が痛みだし(10のスケールでいえば、6くらい)、鎮痛剤(カロナール)を飲みました。夕方に薬が切れて、また痛み出し、時間をあけて再度、鎮痛剤を飲みました。

『水分をたくさんとって、洗い流してしまいましょう』との医師の指示に従い、水分をとってはトイレに駆け込んでいると、深夜1時頃には血尿の色が薄くなり、鎮痛剤が切れても痛みが無くなりました。

今朝は、一旦、血尿が止まっていたのですが、朝食後、また少し血が混じるようになりました。痛みも再発して、点滴の痛み止めをしました。

今朝の血液検査の血液検査の結果は、白血球(WBC)3400。赤血球(Hb)8.3、血小板(PLT)1.6でした。

赤血球は一昨日に輸血したばかりなので、高くなっていますが、血小板が思ったよりも下がっています。医師の指示で、夕方に血小板輸血を行いました。

今日の血液検査で、血小板や赤血球が維持できていれば、今週中の退院もあるかと期待したのですが、こんなに頻繁に輸血しているようではダメですね。


2017年2月7日(火)

Day56: 血尿が出てしまいました。

昨日の血液検査の結果に少し失望して、今日は大人しくベッドで寝ていたのですが、トイレに入ってふと便器をみると赤く染まっていました。

すぐに看護婦さんを呼んで医師に連絡。医師によれば、ウィールス性の膀胱炎が疑われるとのこと。血小板が低くて出血しやすい状態だし、色が鮮やかなので先端に近いところからの出血ではないかと問うたのですが、その可能性もあるが、もっと血小板の低い時でも大丈夫だったのだから・・という答えでした。

ともかく、調べるために採尿をして検査に出しました。採尿の時には先端部の菌などが入らないように、写真の殺菌綿で先端を良く拭いてから採尿しました。


腎臓自体は、上図の尿素窒素(腎臓から尿に排出されますが、腎臓に障害があって十分に排出されないと血液中に増える)やクレアチニン(糸球体に障害があると尿中に十分に排出されず、血液中に増加する)を見る限り大きな異常はありません。

体内の炎症を示すCRP値は、先週は0.06-0.08でしたが、昨日は0.1に微増していました。ただ、基準値である0-0.3の範囲内です。



2017年2月6日(月)

Day55: 今朝の体温は36.2度、平熱です。昨日、痰が絡み咳が出て心配しましたが、特に悪化することもなく朝を迎えました。今は咳は治まっています。

血糖値の推移を改めてグラフにしてみました。

今回も、一時帰宅の間、血糖値は病院に居る時と比べて格段に下がりました。妻の栄養管理が効いている(効き過ぎている)という事もありますが、やはり、散歩などの運動が大切なのでしょう。


さて、問題の今朝の血液検査の結果。白血球(WBC)3500。赤血球(Hb)6.9、血小板(PLT)2.7でした。

血小板が先週の金曜日の4.4から急落しているばかりでなく、赤血球も7.7から減っています。白血球も少なめです。赤血球については、7を切ったので輸血があるかも。

今日の血液検査で、血小板や赤血球が維持できていれば、今週中の退院もあるかと期待したのですが、赤血球を輸血しているようではダメですね。

思うに、この週末に血糖値を気にするあまり、栄養不足で動き回ったのが良くなかったのでしょうか。う〜む。


2017年2月5日(日)

Day54: 外泊(自宅で1泊)して、病院に戻りました。

喉に痰が絡まって、時々、ゴホッゴホッという咳がでますが、体温は36.6度と平熱。体調も良好です。今回は、自宅への往復はバスと電車を乗り継ぎました。

今回は自宅周りの散歩のほか、私の部屋の机周辺の整理をしました。

一時帰宅の前に、妻が私の部屋の隅々まで掃除をしてくれていたので、ほんの少し要らない物を捨てるだけ。

本や映像は全て電子化して、タブレットかプロジェクターで壁に映すので、机周りはすっきりです。シャープの大型の空気清浄器を常時運転して、埃なし。病室よりも清潔かもしれません。



2017年2月4日(土)

Day53: 昨日の血液検査の結果は、白血球(WBC)3600。赤血球(Hb)7.8、血小板(PLT)4.4、CRP値は0.08でした。赤血球は低いとはいえ、輸血なしで微増、白血球も一応、範囲内です。

問題の血小板は一昨日、輸血したので、2.0から4.4に上がっています。このまま週末を過ごして、月曜日にどの程度下がっているかで、退院の見通しが分かると思います。

今日は昨日の一時外出に続いて、一時外泊です。

週末を自宅で過ごします。定時の薬を小さな袋ごとに準備、血糖値測定計やインシュリン注射も持ち帰ります。



2017年2月3日(金)

Day52: 体温は平熱、体調も良好です。

今朝の採血は、免疫抑制剤の濃度を正確に知るために『カテーテルでなく腕から採れ』という指示が医師から出ていて、夜勤の看護婦さんはそれが心配で眠れなかったそうです。

案の定、2回失敗。それも、針を入れてから血管を探すので痛いのです。

『すみません、手を変えます』という、いつものフレーズが出て、夜勤看護婦の中で一番ベテランの看護婦さんがやってきました。でも、ベテラン看護婦も右手のフェイクの部分に騙されて失敗。

『医師がやれというなら、自分でやってもらいましょう』と看護婦さんが言いだし、担当医師がやるのかなと思ったら、医師が一度、見に来て、違う病棟から看護婦さんがやってきました。その人はプロらしく、いろいろ調べた結果、一発で成功。さすが!!


今日は、昼前から外出許可をとって、病院近くの公園に散歩に行ってきました。

白梅が咲いていました。弘前城の空を覆うよな桜の花と比べてはいけないのですが、やはり都心の梅や桜は元気が足らない感じですね。

でも、茶屋に寄って、庭園を眺めながら抹茶と和菓子でのんびりしました。

病院に戻って、血糖値を測ると183。ランチを食べて、和菓子を食べて、おまけにおやつ代わりにローソンの恵方巻きを1本食べたのに、普段の病院での同時刻の値よりも低めでした。運動したのが効いているのでしょうか。



2017年2月2日(木)

Day51: 昨日、昼頃からゴホッゴホッという風邪のような咳が出て、喉に痰が絡んでいて少し心配しました。

今朝は咳は止まり、熱も36.5度と平熱。月曜日の肺のレントゲン検診でも異常が無かったので、特に問題なかったのでしょう。

改めて、血糖値の変化をグラフにしてみました。

一時退院の時の血糖値に比べて、病院に戻ってからの方が血糖値が上がってしまいました。

病院食の炭水化物の量(ごはん)が多いのと、病院ではどうしても運動不足になるのでしょう。自宅に戻った時は、一日、4kmとか歩いていましたから。



2017年2月1日(水)

Day50: 朝6時の体温は36.5度、血圧82-125、体重78.2kg(利尿剤を投薬して少し減った)、血糖値153。体調は良好です。

今朝の血液検査の結果は、血小板(PLT)2.0でした。微妙な値です。血小板輸血が少なくとも1週間に1度くらいにならないと退院は難しそうです。

ただ、今週末に『お試し外泊』と同様に『一時帰宅』を申請しようかと思っています。土日は特に治療も無いし、病院への往復、自宅での生活に問題ないので許可が出るのではないでしょうか。

食事制限が解けた時に、深夜のどら焼きや、間食の信玄餅アイスのために、めちゃくちゃな血糖値が出た時に、私の担当医師が血糖内科の女医に私の糖尿ケアをするように依頼しました。

この女医が、2日毎に私の様子を見に来ては、インシュリンの量とかを細かく指示し、栄養相談室の予約もとって妻と一緒に糖尿病の食事制限の授業を受けました。

その後、病院食中心にして間食を止め、ストイックな生活を続けたこともあって、一昨日のグラフに見るように次第に正常値に近づいています。

特に、一時帰宅の時のデータに感心したらしく『ここまで下がれば、糖尿内科から血液内科にお返ししてもいいですね』といい、
(これは書きたくなかったのですが・・・)
『奥様に期待していますとお伝えください』と言い残しました。


2017年1月31日(火)

Day49: 朝6時の体温は36.3度、血圧80-121、体重78.7kg(少し増え気味)、血糖値127。体調は良好です。

病院では前日に、看護師さんがメモで次の日の予定を伝えてくれます。例えば
1.採血、検尿
2.胸部レントゲン
3.歯科検診
4.血小板輸血
5.抗生剤点滴

という具合。

さて、私の今日の予定ですが、『明日、何もありません』と口頭で言われておしまいでした。

有り難いことですが、ヒマです・・・


2017年1月30日(月)

Day48: 平熱、体調は良好です。

病院では深夜に隣のベッドで点滴があったり、看護師さんを呼んだりして、眼が覚めます。昨夜の自宅での睡眠はぐっすり。やはり自宅はいいですね。

血糖値の変化をグラフにしてみました。

Day39以前は、病院内のコンビニに行けるのが嬉しくて、間食に信玄餅アイスやどら焼きを食べて、めちゃくちゃな血糖値が出ていたので、それらの間食を止めてからの推移です。

ステロイド剤の点滴の量が減って、投薬になるに従って、血糖値が落ち着いているのが分かります。

特に、一時帰宅の間は(妻による厳しい食事制限と生活指導があって)、ほぼ正常値です。インシュリンの量を減らしても、この正常値を保てれば、1日4回のインシュリン注射から開放されますね。


期待していた今朝の血液検査の結果。白血球(WBC)4900。赤血球(Hb)7.9、CRP値は0.08と正常。赤血球は少し下がっていますが、赤血球になったばかりの網状赤血球の割合が43%と高く、どんどん作っている状態ですから、心配なし。

問題は、血小板(PLT)が3.0と微妙でした。4.0以上あれば、少なくとも1週間は維持できるので、水曜日あたりに退院かなと期待したのです。担当医師と『微妙ですね』という話をして、『まあ、様子を見ましょう』ということになりました。ということで今週中の退院は無さそうです。残念。


2017年1月29日(日)

Day47: 『お試し外泊』から病院に戻りました。

自宅への往復、自宅での生活、ともに何の問題もなく、今日は電車とバスを乗り継いで病院まで戻りました。

昨年の8月に再発して病院に運び込まれてから、外の空気を吸ったのは数時間のみ。転院は車で直接に病院から病院へ移動したのです。ですから、外の世界がとても新鮮でした。

自宅周辺もすっかり様変わりしていて、歩いてすぐのところに、複合商業施設のT-siteが建設中でした。代官山、湘南、枚方に続く、全国で4ヵ所目のT-siteとか。

その手前には、アクアテラスという池と遊歩道を造成中でした。退院したら、散歩にいいかもしれません。


強いて問題を云えば、妻への栄養指導や生活指導が効き過ぎていて、とてもヘルシーなローカロリー食を用意してくれたので、低血糖で倒れそうになったこと。

そもそも、栄養指導では1800カロリーだけど、散歩や買い物に歩いたので、もっとカロリーは必要だったのでしょう。血糖値97という値は、これまでで最低でした。

退院したら行きたいレストランに書いたように、絶対に食べたいと思っていた、宇奈ととの鰻重上は『あんな脂ぎって汚いとこはダメ』と即座に却下。では、老舗の鰻屋で、神田川本店、神楽坂石ばし、銀座竹葉亭はどうかといえば、建物が古くてカビがある、遠い、などなどで、やはり却下。唯一の外食は、広々とした綺麗なレストランで更級蕎麦でした(泣)。


2017年1月28日(土)

Day46: 今日は『お試し外泊』の日です。朝は平熱、体調は良好です。

朝、11時までに退院して、明日の夜20時までに病院に戻る予定です。息子が車で迎えに来てくれる手筈になっています。

昨日の血液検査の結果は、白血球(WBC)5600。赤血球(Hb)8.6、血小板(PLT)2.6でした。CRP値は、0.09と正常値(0−0.3)の範囲です。

ショックだったのは、血小板が意外に下がっていたこと。25日に血小板を輸血したばかり。このところ1週間毎の間隔になっていたので、まだ3以上はあると思っていたのです。『病院にいるなら、来週でいいけど、外に出るから念のため輸血しておきますか』という医師との相談の結果、昨日の夕方に急遽、血小板輸血をしました。

あと、首からのCV(中心静脈カテーテル)も普通なら抜いてしまうのですが、私の場合、一旦、抜くと、再挿入が困難なこと、かつ、まだ血小板輸血がありそうだということで、抜かないで、CVを付けたまま外泊することになりました。

血小板製造がある程度、目処がついて、少なくとも1週間に1度くらいの輸血頻度にならないと退院は難しそうです。


2017年1月27日(金)

Day45: 今朝も平熱、体調は良好です。

今朝の血糖値は122。空腹時血糖値として糖尿病とされる126を切っています。ただ、免疫抑制剤を飲み続ける間は、ステロイド剤も服用するので、退院後も血糖値を測定し、必要に応じて自分でインシュリン注射をしなくてはならないのです。

昨日の夕方に、退院に向けた医師との面談がありました。

今週の土曜日(明後日)の午前中に『お試し退院』して、日曜日の夜までに病院に戻る。家の階段や筋肉不足などの問題があればリストアップして、それらの問題を解決し、血液検査などの異常がなければ退院になります。

特に、半一致の親子間移植の場合、退院後もGvHDの症状が強く出ることが多く、また、感染などで時間を置くと、手が付けられないくらい症状が悪化する場合があるので、熱とか咳などの兆候があれば、深夜でも電話して、通院日に関係なく、すぐに病院に飛んでくるようにという注意事項がありました。


2017年1月26日(木)

Day44: 今朝の体温は36.5度、点滴がすべて投薬に変わって4日目ですが、特に皮膚障害やむくみが強く出る訳ではなく、体調に変わりありません。薬がちゃんと胃腸で吸収されているということですね。

昨日の血液検査の結果は、白血球(WBC)4900。赤血球(Hb)8.0、血小板(PLT)4.0でした。CRP値は、0.06と正常値(0−0.3)の範囲です。

白血球、赤血球、血小板、CRP値を改めてプロットしたのが右図です。

血小板と赤血球の輸血タイミングも入れました。

治療の経緯に全てのデータをグラフにしてありますが、網状赤血球のグラフにあるように、赤血球は白血球から3日遅れて製造開始し、いまどんどん作っている状態で、恐らくもう輸血は必要ないと思います。

しかし、血小板については、早い人で40日、遅ければ1年、2年という時間がかかるとのこと。(早い人の方が他の疾患で死亡する割合は少ないという論文がありました)1年後でも通院で血小板輸血をしている人もいるそうです。

私の場合は、血小板の輸血頻度が最初は2日とか3日だったものが、6日くらいの間隔でも大丈夫になっている、ということは、血小板の製造も開始されているのかなと希望的観測を持っています。


今日は午後5時から、退院にむけた医師との面談があります。

これから、自宅に戻っても、慢性GvHDとの長い戦いが始まるので、それに関する注意事項でしょう。退院しても、殆どの人は、慢性GvHDで再入院を余儀なくされるとのこと。完全にGvHDを克服し、免疫機能がもどって普通の人になれるのは、2年はかかるそうです。


2017年1月25日(水)

Day43: 今朝も平熱、体調は良好です。

今朝の血糖値は134とこれまでで最も低くなりました。ステロイド剤が飲み薬になって量が減っているのが効いているのかな。あるいは、医師の指示通り、間食を止め、昨夜から何も食べていないのがいいのかも。しかし、常にお腹が空いている状態です。

筋肉も少しずつですが、ついてきている気がします。

この病院では、毎日、午後2時半からラジオ体操をやっています。NHKの朝のラジオ体操の音楽をかけて、みんなで出来る範囲で身体を動かすのです。点滴台を連れたままの人も多く、殆ど身体が動かない人もいますが、動かそうという気持ちが大切なのでしょう。

私も参加し、何十年ぶりに、参加カードを貰いました(右写真)。参加ごとにスタンプを押して、スタンプが一杯になると何かプレゼントを貰えるのだそうです。


大部屋20号室から大部屋22号室に移りました。移植病棟の中でナースステーションから最も遠い部屋です。

つまり、移植病棟の中で最も安心な患者と見なされた訳で、私のもと居たベッドには、私よりもケアの必要な患者の方が入ったのです。

22号室に入って右側の窓際。20号室の時と同じポジションです。


2017年1月24日(火)

Day42: 今朝の体温36.4度。血糖値160、昨日の血液検査の結果は、白血球(WBC)4500。赤血球(Hb)6.8、血小板(PLT)2.1でした。CRP値は、0.06と正常値(0−0.3)の範囲です。

今朝の夜明けです。ちょうどスカイツリーの麓から昇る朝日。

昨日、担当医師から正式にこの週末くらいを目処に一時帰宅の準備をという話がありました。土日で一時帰宅して、日曜日の夜に病院に戻って検査をして、特に問題なければ来週前半に退院ということになりそうです。


点滴はなくなり、免疫抑制剤もステロイドも抗生剤も、すべて投薬になっています。

これが朝食後に飲む薬。食べるくらいの量があります。



2017年1月23日(月)

Day41: 今朝の体温36.5度。血糖値は140。昨日の血糖値は、朝180、昼195、夕179、夜198でした。間食を止めて、100台をキープしました。しかし、総カロリーが足らないのか、常にお腹が空いている状態で辛い。

大部屋の仲間たちで紹介した、Kさんは昨日退院しました。また、Oさんはこの週末がお試し外泊で、昨日の夕方に病院に戻ってきました。特に問題がなかったので、今週中に退院の予定です。

私の退院までの担当看護士さんである、雪子さんによると、私のお試し外泊はこの週末、つまり、1月28日(土)-29日(日)になりそうな気がするとのこと。まだ担当医師からは何も言われていないので、まだ未定ですが、点滴は全て投薬になったし、体調も良く、徒歩、階段含めて最低限の身体の動きはOKです。赤血球は昨年末(12/30)から輸血していないし、血小板輸血の間隔も延びています。

今週末に一時退院して、1月中に退院。そうなれば骨髄移植としては、最速の退院になりそうです。

足のむくみは、少しずつ良くなっているのですが、まだ足首から先に残っています。

顔もむくんでいて丸顔です(もとからですが)



2017年1月22日(日)

Day40: 体温は平熱。体調は良好です。

今朝の血糖値は180。昨日の血糖値は、朝184、昼234、夕240、夜184でした。間食を止めて、ビックリするような値は無くなりましたが、それにしても高めです。

今日まで30mgのステロイド剤の点滴がありますが、明日からは飲み薬にするとのこと。運動もして、標準値まで下がることを期待しています。

網状赤血球(%)の推移を白血球数と一緒にグラフにしてみました。

網状赤血球は、できたばかりの若い赤血球です。赤血球の寿命は約120日ですが、網状赤血球はできてから2日以内に成熟した赤血球になります。

基準値は、5-20%。でも貧血状態ですから、その基準値を超えて一生懸命作っている状態です。息子からもらった造血幹細胞。元気に働いて、(A型の!)赤血球を作っているということですね。

推移をみると、白血球に遅れて3日後くらいから作り始めています。Day20あたりで一旦下がっているのは、血球抑制剤を使ったタイミングと思います。


週末の病院は、ガラ〜ンとして散歩に最適です。

筋肉が落ちてしまっているので、リハビリのために出来るだけ歩くようにしています。階段など、重力が2倍になったのかと思うくらい身体が重く、途中の踊り場で一休みしてから上っています。

写真は2階の通路にある、ローソンのMachi Cafe。ここを通るのは始めてでした。



2017年1月21日(土)

Day39: 体温は平熱。体調は良好。今朝の血糖値は、184でした。

昨日の血液検査の結果は、白血球(WBC)5700。赤血球(Hb)7.4、血小板(PLT)3.0でした。CRP値は、0.11と正常値(0−0.3)の範囲内です。

腎臓の機能について、血液中の尿素窒素(BUN)とクレアチニン(Cr)の推移をグラフにしてみました。

※尿素窒素:蛋白質がエネルギーとして使われた時に、燃えかすとしてアンモニアが生じます。アンモニアは毒物なので、これに二酸化炭素を結びつけて無害にしますが、こうしてできるのが尿素窒素です。尿素窒素は腎臓から尿に排出されますが、腎臓に障害があって十分に排出されないと血液中に増えます。そのため、血液中の尿素窒素を調べることで腎臓の機能が分かります。基準値は、8.0-22.0 mg/dlです。

※クレアチニン:アミノ酸が燃焼した後にできる老廃物で腎臓から尿に排出されます。そのため糸球体に障害があると尿中に十分に排出されず、血液中に増加します。腎臓機能、特に糸球体の機能を調べることができます。基準値は、男性で0.61-1.04 mg/dlです。

移植前は正常値であったものが、移植後、次第に数値が高くなり、身体の浮腫を取るために利尿剤を毎日2本注射した時にかなり腎臓に負担がかかったのが分かります。利尿剤を止めて、減少傾向にありますがまだ高い値です。でも、腎臓はかなり頑張っているといえるのではないでしょうか。


足のむくみは、少しずつ良くなっています。

でもまだ足首から先がむくんでいます。



2017年1月20日(金)

Day38: 体温は平熱。体調は良好。今朝の血糖値は、157でした。

夕食から一切、何も食べないで、朝の血糖値は100台をキープできるのですが、お昼前と夜は200台に跳ね上がります。ステロイド剤は徐々に減らしていて、現在、1日30mg。それに伴って、血糖値も下がる事を期待したのですが、なかなか下がりません。

食欲はあって、売店に行くと食べたい物が沢山あるのに(信玄餅アイスとか粒あん餅、チョコ、海老せん)、何も食べられないのが辛い。

下腹部の内出血は、右写真のように更に広がっています。

ただ、痛みや発熱を伴わないので、しらばくは様子見です。


皮膚障害は山を越して、徐々に元の肌に戻りつつあります。

写真は左腕。斑になっている白い部分が新しく再生した肌で、茶色で残っているのがGvHDの時に乾燥して出血したりした肌の名残です。



2017年1月19日(木)

Day37: 体温は平熱。体調は良好。今朝の血糖値は、180でした。

昨日の血液検査の結果は、白血球(WBC)6900。赤血球(Hb)8.1、血小板(PLT)2.2でした。CRP値は、0.11と正常値(0−0.3)です。赤血球が一旦、7.3まで下がっていたので21日ぶりの赤血球輸血かなと思ったのですが、再度、8台に盛り返しました。息子の造血幹細胞、頑張ってる!!

血小板はギリギリOKですが、更に下がるのは間違いないので、昨日のうちに血小板輸血しました。

下腹部の内出血は、右写真のように広がっています。単なる内出血でなく、アレルギー的な反応もあるのでしょう。

炎症が起これば発熱するので、赤外線カメラで温度分布をみています。今のところ、特に熱を持っていないので大丈夫です。


筋肉が落ちているので、バイクを漕いだり、病院内を散歩したりしているのですが、階段を上り下りする練習ができませんでした。

今朝は、3階の売店から2階の健康相談室に降りる階段(右写真)を、2回ほど、上り下りしてみました。少し息切れはしますが、一気に上ることができ、筋肉が少しずつ戻っていることを確認しました。


大部屋の仲間たちに書いたKさんが今日、お試し外泊になりました。1泊して病院に戻り、検査をして問題なければ、この週末か来週にも退院です。

『家の受け入れ準備ができていないので、近くの親戚にやっかいになることにした』とKさん。自宅のカーペットや畳を総入れ替えして、余計な荷物を処分しないと不潔で住めないのだそうです。

私よりも11日早い骨髄移植でしたから、私も11日後にはお試し外泊になるのではないかと期待しています。我が家は、妻のおかげで病院並に清潔ですから、いつでも退院OKです。


2017年1月18日(水)

Day36: 体温は平熱。体調は良好。今朝の血糖値は、193でした。

昨日、夕方のシャワーで下腹部が内出血していることに気付きました。

先日から、自分でインシュリン注射を下腹部に打っているのですが、それが原因です。

前の病院でも、下腹部に打った痛み止め注射が原因で下腹部全体が膿み(あまりにグロテスクなので写真を載せなかったのですが)、完治まで1ヶ月かかりました。私の下腹部は皮下注射に敏感に反応するようです。


医師には前の病院の時の写真を見せ、CRP値もこのせいで上がったと報告。

一応、当面は自分で腹に打つのは止め、経過を見ることになりました。

単なる内出血で終わるか、炎症を引き起こすかは、患部の温度分布をみれば分かります。

退院までの担当看護士の雪子さんに、可視と赤外の写真を撮ってもらいました。

『すご〜い、こんなのも持ってるんですね!!』と看護婦さん。



2017年1月17日(火)

Day35: 体温は平熱。体調は良好。今朝の血糖値は、193でした。

Day-1から、これまでの血液検査の結果を纏めてみました。

Day9に増え始めた白血球は、もう20日以上、5000-7500の範囲で安定です。

身体の炎症を示すCRP値は、Day9にピークをもって、その後下がり続けています。今は、0.13で、基準値(0-0.3)の範囲に入っています。

血小板はまだ体内で作られていない(再生するのに最も時間がかかる)ので、その都度、輸血しています。この輸血がなくならないと退院できないかな。

赤血球は、年末の輸血が最後ですが、なかなかいい値を保っています。赤血球の寿命は約120日と長いのですが、それにしても追加輸血なしで一定値を保っているのは、新しい造血幹細胞を使って生産しているのでしょう。


赤血球が増えていることを示すのが、右写真の血液検査結果の網状赤血球数。この値が、徐々に増えているのです。

当然、A型の赤血球なんでしょうね。A型とO型の赤血球が同時に体内を巡っている状態。何だか不思議です。



、 2017年1月16日(月)

Day34: 体温は平熱。今朝の血糖値は、170でした。

利尿剤で水分を絞り出しているので、足先の浮腫は少しずつですが良くなっています。それよりも、顔のむくみが引かず、ぷくっとしたまま(元からそうなのであまり目立たないけど)。これはステロイド剤の点滴が続く間仕方ないかなと思っています。

歩くのと、バイクの運動は続けていて、少し筋肉がついてきたような気がします。

ただ足が重く、少しの段差でも躓いてしまいそうです。病院は完全バリアフリーなので階段を登る機会がなく、階段、段差の練習ができません。

そこで見つけたのが、病院内売店の横の休憩所からテラスに出る、写真の3段の階段。土日とか夕方には人気が無くなるので、その時を狙って、階段を登る練習をしています。たった3段でも、まだ、ゆっくりとしか登れません。



2017年1月15日(日)

Day33: 体温は平熱。今朝の血糖値は、174でした。間食を止めてからびっくりするような数値は出なくなりましたが、それにしても高めです。

ステロイド剤の点滴が続いているので、仕方ない部分もありますが、1日4回、血糖値測定とインシュリン注射は大変です。

糖尿病対策には運動も大切ですから、このところ、時間と元気があれば、バイクにまたがっています。昨日は、35Wのヒルクライム10分間を朝夕で4本。80カロリーの消費でした。

Bluetoothイヤホンをつけて、テンポの良い音楽を聴きながらバイクを漕いでいます。



2017年1月14日(土)

Day32: 昨日の血液検査の結果は、白血球(WBC)7400と安定。赤血球(Hb)8.0、血小板(PLT)4.4でした。CRP値は。0.18と正常値(0−0.3)です。

赤血球を最後に輸血したのは、12月30日でした。輸血なしで、8.0を保っているのは、赤血球の寿命が長いとはいえ、消費が少ないことと、生着した幹細胞から少しずつA型の赤血球が生まれてきているのでしょうか。

血糖値が高いというので私の主治医の依頼を受け、診察に来た糖尿内科の若い女医さんが、頑張り屋さんらしく、毎日のように診察に来てくれます。昨日は間食をせず病院食だけで生活したところ『血糖値はだいぶん落ち着きましたね』と言ってくれました。

糖尿のせいで、目に異常が出ていないかということで、眼科にも予約を入れてくれて、眼科の診察も受けました。1年くらい前に近所の眼科医で、OCT検査で眼底の断面写真(右図)を撮ったことがあって、私自身も白内障以外は異常がないと思っていましたが、せっかくですから受診しました。

まず、若い医師が1時間くらいかけて詳しく診察し、診断ノートを作成、それをもって部長先生のところに行って、再度、診察しました。若い医師のトレーニングに選ばれたようです。部長先生は、若い医師に私の眼底の像をリアルタイムで見せながら、いろいろ説明していました。眩しいのでいい加減にしてくれと思いました。

結局、眼科的には問題なし。白内障は進んでいるが、まあ、それはいつかのタイミングで治療すればいい、という結論でした。


今朝の血糖値は167。まだステロイド剤の投与が続いているのですが、大分低くなりました。

皮膚障害、足の先と顔のむくみは、まだ残っていますが、改善はしています。


2017年1月13日(金)

Day31: 糖尿内科の医師の指示で、昨日から血糖値と尿の蓄積検査を行っています。

食事は病院食のみにして間食は止め、今朝の血糖値を測ったところ、190でした。夜中に間食をしていた時は300を越えることがあったので、やはり、間食のせいだったかなと思っています。

退院してからも糖尿の検査が必要かもしれないということで、糖尿測定セットが支給され、やり方を習いました。

右写真がそれ。自分で指先に傷をつけて、吸い取り紙のついた計測器で血を吸って計測します。

インシュリン注射も自分でできるようになりました。ステロイド剤は徐々にへっているので、真面目に食事療法とリハビリ運動も頑張り、糖尿値を正常範囲に戻してから退院したいものです。


昨日をもって、24時間点滴が終わりました!!!!!

ここ1ヶ月以上、首筋から入れた中心動脈カテーテル(CV)からの点滴が24時間続いて、いわば頸輪を点滴台に繋がれている形だったのですが、点滴から投薬になるものが殆どになって、とうとう点滴台が外れました。

血小板輸血やステロイド剤点滴の時には1-2時間、一時的に繋ぎますが、基本的にはフリーで動けます。ホント、身軽になりました。


2017年1月12日(木)

Day30: ステロイド剤を徐々に減らしているにもかかわらず、空腹時血糖値が200-300と高いままで、糖尿病の疑いがあるということで、糖尿内科の医師が診察に来てくれました。

私としては原因は、夜の空腹時の夜食や、久しぶりに食べたアイスクリームや羊羹、どら焼きのせいかなと思っていて、しばらくは病院食だけにして、間食を止めてみようと思っています。売店まで行けるのが嬉しくて、ついお菓子も買ってしまいました。

それにしても、あの辛党だった私が、すっかり甘党になったのは、体質が変わったのでしょうか。

今朝も綺麗な夜明けでした。スカイツリーからの日の出ももうすぐです。

体温36.1度、平熱です。まだ、足先と顔にむくみが残っていますが、歩くことにより、すこしずつ好くなっています。

今朝の血糖値は200ジャストでした。いつも250を越えるのは、やはり夜食のせいだったのかな。



2017年1月11日(水)

Day29: 免疫抑制剤の濃度が高すぎるというので、昨夜から点滴を止めています。すると予想どおり、胃のシクシク痛みがすっぱり消えました。それで昨夜は痛みで起きることなく熟睡しました。

私の場合、採血が難しいので、もし腕から採血できなければCV(中央静脈カテーテル)から採っていいよということになっています。昨日は首のCVから採ったのですが、その際にカテーテルの表面の免疫抑制剤が混じったかもしれない、それが濃度が高すぎる原因かもしれない。ということで、今朝、改めて、カテーテルからでなく腕から採血しました。

例によって、若い看護婦さんが2回トライして失敗。ベテランの看護婦さんを呼んできて3回目に採血成功しました。

筋肉をつけるために、歩き回ったり、立って本を読んだりしています。

これが、無菌病棟にあるリハビリ用バイク。ヒルクライム10分間を日に何本かやっています。



2017年1月10日(火)

Day28: 連休があったので、4日ぶりの血液検査でした。白血球(WBC)6400と安定。赤血球(Hb)7.3、血小板(PLT)3.1でした。CRP値は。0.2と正常値(0−0.3)です。血小板が作られるようになるには時間がかかるそうで、しばらくは血小板輸血で凌ぎます。

赤血球については、最終の赤血球輸血をしてから時間がたっていますが、まだ7.3をキープです。

今朝、骨髄刺穿(マルク)の検査がありました。

いつものように、1回目で引けなくて、更に深く針を入れても十分引けなくて、そして『すみません、一旦抜いて、違う所に刺していいですか?』と医師が聞いてきて、また麻酔から始めて別の所に針を刺しました。生検の試料だけでも採りたいと、更に太い針でもう一度やることもあるのですが、今日は、『最低、顕微鏡下検査ができればいいからこれで』と2回で終わりになりました。

それにしても、PICCとかCVとか採血とか、普通の人ならすぐに終わる処置が、面倒で時間がかかるのは困ったことです。まあ、これも耐えるしかありません。



2017年1月9日(月)

Day27: 今朝の体温は、36.4度。平熱です。

体重は、昨日より1kg増えてしまいました。足のむくみは残り、顔も少し浮腫んだ気がします。

昨夜は鎮痛剤ボタンを押すことなく過ごすことができました。空腹時に違和感がありますが、我慢できないほどではありません。

体重増加の原因はこれかも。昨日、病院内売店で大好物の信玄餅アイスを見つけました。

アイスを移植病棟で食べて大丈夫か、医師に聞いて貰ったところ、いわゆる2アクション(蓋を開けてからシールを外す)で開封するアイスはOKとのこと。

早速、購入して食べてみました。ところが、味覚障害のために微妙な味が分からないのです。がっかり。今は、ガリガリ君の方が美味しく思えるのかもしれません。


これが足の浮腫。足首が太くなってしまっています。人によると土踏まずまで無くなるとか。

ザーネクリームを塗りまくっています。『皮膚が1枚無い状態と考えるといい。だから、皮膚の代わりにザーネクリームとかワセリンとかを塗るの』と看護婦さん。


東京の夜景が窓から見えます。

でも、航空警告灯?の赤いチカチカや赤い点灯で、東京のスカイラインは本当に汚い。

世界の他の都市で、これほど醜いスカイラインを持っている街はありません。東京オリンピックまでに規制緩和が必要ですね。ライトアップした塔まで警告灯は必要ないし、固まったビル群は全体で数個の警告灯で十分な筈です。



2017年1月8日(日)

Day26: 今朝の体温は、36.6度。平熱です。

体重も一定値をキープ。むくみは足首に残っていますが、徐々に引いています。

免疫抑制剤の点滴が半分になったせいか、夜のシクシク痛みが軽減しました。全部が飲み薬になれば、シクシク痛みは無くなりそうです。

朝食に”茹で卵”が出てきました。この病院ではもちろん、前の病院でも決して出なかった”茹で卵”。卵は細菌にとって最良のベッドですから、注意を払っているのですね。

あっ、生野菜だ!と思ったのは間違いで、やはり煮野菜でした。移植病棟以外の血液内科は、普通に生野菜サラダがでるのですが、さすがに移植病棟では生野菜NGなのです。


卵はさすがに上手く茹でてあります。

こんにちは、卵くん。会いたかったよ〜。



2017年1月7日(土)

Day25: 今朝の体温は、36.6度。平熱です。

夜のシクシク痛みは相変わらずあり(免疫抑制剤の点滴投与が続いているので)、空腹時に痛むので、深夜にパン1個とジュースを飲んでいます。それで3時頃までは眠れます。それから朝まで、鎮痛剤で痛みを我慢しているところ。

今日から、免疫抑制剤の点滴を半分にして、残りは飲み薬にするというので、痛みがどうなるか楽しみです。

今朝の日の出。冬至が過ぎ、日の出が東寄りになっていますから、ここ数日のうちにスカイツリーから日の出するのではないでしょうか。

それにしても綺麗な夜明けでした。


就寝前に、恐怖の飲み薬『イトリゾール』があります。

移植以来、味覚障害がでて、味が分からず、あまり苦にならなかったのですが、徐々に味覚障害が治ってきて、また苦痛になりました。

昨夜、いつものテクニックである、『イトリゾール』→『午後の紅茶ストレート』→『ミネラルウォーター』のところ、間違えて、ミネラルウォーターではなく、『炭酸水』を飲んでしまいました。げぷっと、胃から、イトリゾール原液が口に戻ってきて死ぬかと思いました。



2017年1月6日(金)

Day24: 今朝の血液検査の結果は、白血球(WBC)7100、赤血球(Hb)8,1、血小板(PLT)2.3でした。CRP値は。0.35と更に減って、正常値(0−0.3)に入りそうです。血小板が少しまだ低いということで、午後に血小板輸血をしました。

体温は36.2度、平熱です。

歯科の回診があって、いつもの医師と歯科衛生士が来ました。私が個室の時に音楽や環境ビデオで寛いでいたことを知っているので『狭くて、何か申し訳ないですね』といい、『口腔内はとても綺麗です』と言ってくれました。

昨日、移植病棟の大部屋に移りました。移植病棟内という軟禁が解け、デー・ルームとか病院内売店までの許可も出たので、早速、売店まで行ってきました。

で、個室にいた時に医師の許可が下りなかった『ウズラの卵』を買ってきました。

むふふふ、とりあえず1個。何かヤバイい物に手を出してる感がいいです。


大部屋には4つのベッドが入っていますが、私のベッドは南向きの窓際。昼間は眩しくてブライドを降ろさないといけないのですが、夜にはスカイツリーや東京タワーを見ることができます。

今朝は空気が澄んで、スカイツリーはもちろんですが、山の稜線がくっきりと綺麗でした。



2017年1月5日(木)

Day23: 本日、個室の無菌病室から、大部屋の無菌病室に移ることになりました。息子の幹細胞が生着し、白血球の数が安定して、ある程度の抵抗力を持つようになったからです。これまで抗生剤を点滴していましたが、今朝からはレボキシフサシン錠とバクタ配合錠の飲み薬になりました。

骨髄移植からの白血球と赤血球、血小板、体内の炎症反応を示すCRP値をグラフにしてみました。

白血球が急増したのは、Day9。CRP値も移植後、急増し、やはりDay9辺りでピークになっています。Day9 feverというのは、このタイミングで発熱や異常が起こるということなのでしょう。私の場合は、幸い、発熱も異常もなくDay9 feverを乗り越えたのでした。

赤血球と血小板については、赤血球は7を切ると、また血小板は2を切ると輸血し、一定値を保つようにしているようです。ここ1週間は血球の生成もあるのか、輸血の頻度が少なくなっています。


現在、強力なステロイド剤を点滴していて、その副作用として血糖値が上がっています。

この血糖値管理は臓器を痛めないためにとても重要らしく、1日4回、血糖値を測定して、その度に血糖値に見合ったインシュリン注射があります。

写真は右腕のインシュリン注射の痕。『こちらの腕、とても可哀想。左腕にしますか?』と看護婦さんが聞くので、左腕を見せるともっと可哀想な感じでした。

今後、免疫抑制剤が投薬になり、ステロイド剤も徐々に減っていけば血糖値もインシュリン注射の不要な安定値になると期待しています。



2017年1月4日(水)

Day22: 今朝の血液検査の結果は、白血球(WBC)7000、赤血球(Hb)8.1、血小板(PLT)2.9でした。CRP値は0.46と更に微減です。

体温は36.3度、平熱で体調はいいようです。

皮膚は乾燥感がすごいので、ザーネクリームを塗りまくっています。酷い所には、白色ワセリンとザーネを混ぜて塗ります。

このサイズのザーネクリームが2日で無くなります。女性だと1日で使い切ってしまう人もいるようです。

皮膚障害が治まったら、私の肌はまた赤ちゃんのようにツヤツヤするのではないでしょうか。


これが移植病棟の平面図です。1号室から12号室が移植直後の患者用の個室。3週間程度を目処に、状態の良好な患者は大部屋の19号室から22号室に移ります。ナースステーションに一番近い、13号室から18号室までは、大部屋に移れない少し問題のある患者用の個室です。

私の状態は既に大部屋用になっていると思うのですが、お正月を挟む年末の移植は控えていたらしく、新規の個室患者がいないため、そのままなのでしょう。

大部屋に行けば、移植病棟から外に出て、デイ・ルームとか売店もOKになるので、早く移りたいものです。



2017年1月3日(火)

Day21: 昨日、今日と箱根駅伝を視て過ごしました。青学、強かったですね。

身体のむくみ(浮腫)について、移植からの体重変化をグラフにしてみました。移植直後から胃のシクシク、キリキリ痛みのために食事がとれず、高カロリー点滴がはじまってから体重は激増、一時は5kgくらい増えてしまいました。

どうにか食べられるようになって、高カロリー点滴を止め、一日2回の利尿剤をうってから(この時は忙しかった。まるでトイレに行くのが仕事みたい)、体重も減って、浮腫もとれました。

まだ、足先にむくみが残っているものの、利尿剤のために身体の水分をもっていかれている感じです。


皮膚障害は、クリームの塗り方を覚えて保湿できるようになりました。

これは左腕。皮膚がカサカサになっているのが分かります。青くなっているのは、インシュリンの注射の痕です。

毎食ごとに、指先からの血で血糖値を測って、私の場合、血糖値150以上でインシュリン注射になります。(他の人は200以上)時々、147とかクリアする場合もあるのですが、ほぼ間違いなく打たれます。強力なステロイド点滴をしている間は、仕方ないとのこと。



2017年1月2日(月)

Day20: 今朝の血液検査の結果は、白血球(WBC)6900、赤血球(Hb)8.2 、血小板(PLT)2.6でした。CRP値が0.7と更に減少です。

移植後は無菌病室に軟禁状態でしたが、今日から無菌病室のドアを出ていいという許可が出ました。といっても、移植病棟内のみ。血液内科のデイ・ルームとか、病院内売店などには出て行けません。

早速、移植病棟を歩いてみました。右写真は、移植病棟の大部屋。順調にいけば、次に私が移る部屋です。この部屋に移れば、デイ・ルームや病院内売店にも行けるようになります。

病院内はお正月とあって閑散としています。大勢の患者が退院や一時帰宅したため、患者数は少なくなっていて、医師/看護士も最低限の人数とのこと。移植病棟でも大部屋の患者は退院した人が多いそうで、大部屋がガランとしているのはそのせいですね。


妻が茹で卵を作って持ってきてくれました。

『半熟卵は禁止なので十分に火を通して』と注文をつけたら、茹で過ぎて黄身の周りが紫色になっていました。でも、久しぶりの茹で卵なので美味しい。卵欠乏症が少し和らぎました。

『私の血は赤ワインでできているの』と言った女優がいましたが、私の身体は正真正銘、卵でできています。子供の頃は肉は嫌いで卵しか食べず、入院前は、1日最低5個は卵を食べていたのです。移植前後のベッド上安静で筋肉がすっかり落ちているので、筋肉をつけるためにも、いま良質の蛋白質である卵が必要です。

味覚障害が出ていて、鰹だし系、醤油系の味が全く分からない状態ですが、塩味と卵の風味は感じられました。次に来る時も、持ってきてもらおう。



2017年1月1日(日)

Day19: 明けましておめでとうございます。

晴れて、穏やかな年明けですね。

体温は36.6度の平熱、体調もいいようです。


大晦日は、レーザープロジェクターでテレビ画面を病室の壁一面に映して、紅白を視て過ごしました。

去年のお正月は、大晦日に熱を出し、培養試験のための採血をしようとして看護婦さんが何度も失敗し、血小板不足のために失敗の痕がすごい青アザになりました。ベテラン看護婦はお正月で不在で助けを呼べず、若い看護婦さんにベソをかかせたのでした。

次のお正月は、健康を回復して、どこかの温泉地で迎えたいものです。


これが大晦日セット。年越しそば(緑のたぬき)と、林檎ジュースに炭酸を混ぜてシードル(っぽいやつ)を作ってみました。

このシードル(っぽいやつ)を、紙コップではなく、シャンペングラスに入れると、もっと気分が出るのにと思うのは、新しく私に入ったA型の血液のせいなのでしょうか。



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