ララランド概要
2017年2月24日(金)に上映開始した話題の映画「ラ・ラ・ランド」。
第89回アカデミー賞で、最多の14部門にノミネートされた。
ミュージカル映画として音楽とダンス(+恋愛と夢)が主な要素の映画作品。
ミア【女優の卵(大女優)】
ハリウッドのワーナー・ブラザースの撮影所でカフェ店員として働きつつ夢を追う。
セブ【ジャズピアニスト】
ジャズが廃れていく現状を嘆き、古き良きジャズを愛でる自分の店を開く夢を持つ。
LA LA LAND(ララランド)意味
ロサンゼルス(LA)と「現実から遊離した精神状態」を意味する。
ララランド感想
ひとことでいえば賛否両論に完全に分断される映画だ。
本記事では、あくまで個人的な意見と感想を記載する。
※ネガティブな表現もあるので熱血ファンの方は注意。
ご都合主義展開
アメリカ人が好みそうな特有のテンポとリズムで展開される。映像のシーンの切り替えがぶつ切りにされているようにも感じた。中盤は淡々と進み、CMを挟んだかのような違和感のある場面もあった。動画を繋ぎ合わせたような編集のためか、没入感が得られなかった。また、一貫した流れを感じられず物語性が弱く思えた。
映像作品としての表現
最大の見せ場を、序盤(オープニング)で披露し終えてしまう。渋滞中の道路で一斉に踊り出すパフォーマンスは印象的ではあった。しかし、その場面以上の映像的な面白さを見い出すできなかった。ダンスがメインなのであれば、終盤にも同等以上のボリュームがほしい。最新映画としての新鮮な演出や表現を感じられなかった。
恋愛面で共感し、感動することで絶賛する人が出てくることも理解できる。ただ、それならアート作品として幻想的な映像表現で仕上げてほしかった。「音楽」「ダンス」「恋愛」「夢」などのテーマは芸術との親和性も高い。SF超大作と比較すると予算の制約などがあるとは思う。しかし、空前の話題作だったからこそたくさんの感動を期待していた。
パフォーマンス面
ミュージカル映画なので、突発的に踊り出す演出は納得のうえで観た。そこはジャンル設定の面なので問題はない。キレの良いスマートなダンスを期待していたのに「踊ってみた」品質であることに失望した。
動画配信者でも技能があったり見せ方が上手な人はたくさんいる。望んでいたのは、プロフェッショナルなかっこいいダンスだったのだと思う。また、ピアニストであれば難曲をエレガントに弾くなどの大きな感動がほしかった。
良かった点
女優やジャズピアニストとしての夢追い人の姿には共感することができた。夢を追うことで抱える葛藤などの感情は、多くの現代人が日々直面している問題だろう。また、夢を掴み取るアメリカンドリーム的要素は前向きな気持ちになれる。音響演出の面では、楽曲(BGM)が作品を盛り上げる要素として成功していた。ジャズの成り立ちや魅力を表現しているところも魅力的だった。ファンがサントラ集を入手したくなる気持ちも十分に理解できる。
ひとこと
改めて本記事での感想は、あくまで一般人の個人的な主観だ。また「ラ・ラ・ランド」の全てを否定するものではない。万人受けはしないことを前提で制作されているようにも感じる。絶賛派と否定派どちら側の意見が正しいというわけではない。
僕もミュージカル映画として楽しむことはできた。やはり余暇の使い方として、映画鑑賞はとても有意義なものだ。楽しい時間を過ごしつつ、凝縮された価値を得ることができる。読書の映像版のようなものが映画であり、きっとそれは今後の人生を豊かにする。
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