現在行われているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、16の国が覇権を争っているわけですが、そのメンバーの中には日本のプロ野球で活躍している選手も多いですし、昔日本にやってきた懐かしい顔ぶれが監督やコーチになってたりしてます。
なので、今回WBCに出場している選手・監督・コーチの中で日本プロ野球に在籍している、あるいはしていた人たちをまとめます。「え?あの人が?」なんてのもいてなかなか面白いですよ。
ではどうぞ。
日本プロ野球に在籍経験のある選手・監督・コーチ
台湾
チェン・グァンユウ
2011年、大学生のときに横浜DeNAベイスターズに入団。
その後育成選手となり2014年に支配下登録されました。2015年から千葉ロッテで活躍中です。
郭俊麟
2015年から埼玉西武ライオンズに所属。
ストレートと落差のあるチェンジアップはなかなかなんですけど、まだ目が出てませんね。
第1回21U野球ワールドカップの最優秀選手ですから、これから楽しみな投手です。
宋家豪
2016年に東北楽天ゴールデンイーグルスに育成選手として入団。台湾で統一セブンイレブン・ライオンズにドラフトで指名されましたが、日本球界を目指すという目的のため入団を拒否したそうです。
2016年は2軍ながらチームトップの6勝をあげ、期待の若手投手といえます。
郭泰源
台湾代表の監督は、あの郭泰源ダ!
西武ライオンズに1985年から13年間在籍し、通算117勝を挙げています。
愛称はオリエント・エクスプレスまたはオリエンタル・エクスプレス。自己最高158kn/hの剛速球を投げることから付けられた愛称です。その上、制球力もバツグンでした。
故障は多かったですけどね(200イニング投げたことない)。
韓国
イ・デウン
千葉ロッテマリーンズの投手。
高校卒業後にメジャーを目指して渡米するも芽が出ず、2015年にロッテに入団、9勝9敗の成績を挙げましたが2016年はわずか3試合にしか登板してません(2軍では10勝を挙げて最多勝)。
林昌勇(イム・チャンヨン)
2008年~2012年に東京ヤクルトスワローズに在籍しクローザーとして活躍、実質4年で128セーブを挙げました。
2009年の第2回WBCでの決勝でイチローとの真っ向勝負は話題になりましたね。
呉昇桓(オ・スンファン)
2014年、15年に阪神タイガースの守護神として活躍。2年で80セーブという満点の成績を挙げましたががメジャーに行っちゃいました。
そこでもシーズン途中からクローザーとなり19セーブをマーク。
金泰均(キム・テギュン)
2010年、2011年に千葉ロッテマリーンズに所属。韓国を代表するスラッガーでしたが日本ではケガに泣きましたね。「日本では野球が面白くなかった」とか言ってたけど。
韓国復帰後もコンスタントに活躍して今回代表入り。
李大浩(イ・デホ)
2012年、FAでオリックス・バファローズに入団、その後2014年、15年には福岡ソフトバンクホークスに所属しました。主に4番として活躍してメジャーへ。
今年から韓国復帰らしいですね。
宣銅烈(ソン・ドンヨル)
1996年~1999年に中日ドラゴンズでクローザーとして活躍した宣銅烈が韓国投手コーチです。当時「韓国の至宝」とまで言われたのに日本に来てついたアダ名は「名古屋のアンパンマン」。
日本に対応しようと四苦八苦して2年目から大活躍しました。
オランダ
リック・バンデンハーク
2015年から福岡ソフトバンクホークスに所属。
層の厚い投手陣と故障により登板回数は少ないですが、1年目は9勝0敗、2年目も7勝3敗と、抜群の勝率を誇ります。
ウラディミール・バレンティン
2011年から東京ヤクルトスワローズに所属。
バレンティンと言えば、なんといっても2013年の60本塁打ですね。タブーですらあった(と思われる)王さんの記録が塗り替えられた瞬間は鳥肌が立ちましたね。
ヘンスリー・ミューレン
オランダ代表監督のミューレンはロッテ、ヤクルトで1994年~1996年に活躍しました。
1995年には、主に下位打線で自由に打たせてもらってヤクルトスワローズの優勝・日本一に貢献しました。
アンドリュー・ジョーンズ
あのAJがコーチですよ!
2013年、14年に東北楽天ゴールデンイーグルスに所属、鮮烈なデビューとメジャーでの活躍を知ってる人はビックリしたでしょう。
全盛期はホントにすごい選手でした。
キューバ
フレデリック・セペダ
第1回からWBCに出場しているキューバの至宝。WBCのあらゆる通算記録を持つすごい選手です。
実は2014年、15年に読売ジャイアンツに所属してました。散々な成績ではありましたけど。
アルフレド・デスパイネ
キューバの4番はご存知デスパイネ。
2014年から千葉ロッテマリーンズに所属し、中軸として活躍しています。2017年からは福岡ソフトバンクホークスへ。
カナダ
スコット・マシソン
2012年に読売ジャイアンツに入団していらい、主に中継ぎとして欠かすことのできない存在のマシソン。
2013年、2016年には40ホールド、41ホールドで最優秀中継ぎ投手になっていますし、2014年には抑えとして30セーブもマークしています。
ジェイミー・ロマック
2016年、マイナーで通算200本塁打を放った打力を買われてバルディリスの穴を埋めるべく横浜DeNAベイスターズが獲得。
結局30試合で打率.113、本塁打ゼロという結果でした。
コロンビア
ギジェルモ・モスコーソ
2014年から3年間、横浜DeNAベイスターズに所属。
先発ローテーションを任されていましたが通算17勝22敗。イマイチ感がぬぐえません。
メキシコ
ルイス・メンドーサ
2014年から北海道日本ハムファイターズに所属。
安定して先発ローテーションを守っていますが、あまり勝ち星に恵まれていない印象で通算24勝29敗。防御率3点台後半だとこんなもんでしょうか。
ジャフェット・アマダー
2016年から東北楽天ゴールデンイーグルスに所属。ちなみに、体重135キロで、日本プロ野球史上歴代最重量選手です。
故障が多いのはやっぱりその重さのせいでしょうか。2016年は39試合で9本塁打でしたから、フルで出場できればそれなりの数字を残しそうな気がします。
ルイス・クルーズ
2014年、2015年に千葉ロッテマリーンズ、2016年に読売ジャイアンツに所属している内野のユーティリティプレイヤー。「守備でメジャーに昇格した」と自負する守備はさすがです。
打っても長打力があり勝負強く、素晴らしい選手ですね。
ブランドン・レアード
2015年から北海道日本ハムファイターズに所属。
昔、広島カープにいたランス並みの一発屋かと思いきや、栗山監督が辛抱強く好きに打たせて大爆発した感じですね。
堅実な守備、2年連続フル出場でチームになくてはならない存在になってます。
エドガー・ゴンザレス
2010年と2012年に読売ジャイアンツに所属した登録名「エドガー」がメキシコ代表監督です。
あんまり印象ないんですけども、二遊間でコンビを組んだ坂本選手とは仲が良かったそうですよ。
プエルトリコ
オーランド・ロマン
2012年から2015年、東京ヤクルトスワローズに所属。
先発やったりロングリリーフやったりクローザーやったり、それをこなす対応力はさすがです。
実はナックルボールも投げられるらしい。
ベネズエラ
ロベルト・スアレス
2016年から福岡ソフトバンクホークスに所属。
サファテの前のセットアッパーとして26ホールドを挙げる活躍を見せました。
最後に
結構いましたねー。日本のプロ野球も割とグローバルなことが分かって調べてて面白かったです。
あまり馴染みのない国の試合も、知ってる選手がいるとつい観ちゃうじゃないですか、それでWBC観戦の幅が広がればいいですね。
多分これで全てだと思いますけど、見落としがあったらコッソリ追加しときます。
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