20代後半の地点で年収600万円は超えていたい。大企業にいるのであればこの数字は超えている企業がほとんどだろう。戦略コンサルや投資銀行であれば1,2年目でこの水準は超えているはずだ。20代年収600万円の将来を考えてみよう。
- 20代年収600万円のその後
- 1200万円は何に対して払われる価値か?
- 40歳1200万円にならない会社にいる場合は?
- 転職のあり方
- 日系から外資に行く場合の考え方は二つだ。
- 1200万を達成するために
20代年収600万円のその後
年収は40歳になったときにいくらほしいだろうか?1000万円で満足する人もいれば5000万円欲しい人もいれば、1億円以上欲しい人もいるだろう。今回は600万円の倍ということで、40歳時に1200万円を目指す生き方を考えてみよう。
1200万円をもらうにはどうしたらいいか?簡単だ。戦略コンサルならマネージャーになる手前、アクセンチュア等のITコンサルでもマネージャーになればそれくらいの金額に近くなる。リクルートにいっても行く。メガバンクでも、野村證券でもいく。総合商社は言うまでもないか。
1200万円は何に対して払われる価値か?
大企業にいたら、年収1200万円は決して難しい数字ではない。20代600万円の時に比べて上乗せされた600万円分は何に支払われているのだろうか。二人、600万円の人材を雇わず、1200万円の人間を雇う理由は何だろうか?
1つはマネジメントフィーだ。多くのプレイヤーがいてもそれをマネジメントするだけの人間は多くはない。一方、プレイヤーがやっている仕事を経験していない人にマネジメントをされたくないというのが本音だ。そのため、600万円はプレイヤーとしてのお金、プラス600万円はマネジメントとしての上乗せと思ってもよいのではなかろうか。野球やサッカーでも基本的にはプロで選手をしていた人が監督になっている場合がほとんどだ。
2つ目は専門性へのフィーだ。長年、同じ領域で同じ仕事をしていると、専門性が深まった分だけ、市場価値があがる。みんなが知っている99.7%のことよりもみんなが知らない0.3%に価値がある。みんなが知らないことを教えてあげたり、氾濫する99.7%の情報を整理できる専門家は当然価値が高い。
コンサルのマネージャーや投資銀行のアソシエイトでは当てはまらないが、パートナーやMDクラス(数千万~数億円の年収レンジ)の人になると、マネジメント、専門性だけでなく、営業マンとしていかに仕事をもってこれるかが重要である。同様に他社か知人を引き抜いてくることもある。ベースのスキルを基に、営業、マネジメント、採用といったことをやっていくのが部門別外資系採用の在り方だ。
40歳1200万円にならない会社にいる場合は?
日銀や官僚では1200万円には到達しない。また大手メーカーでも課長クラスでは全然達しないだろう。方法は3つだ。副業をするか、これまでのストックを基に金融商品の運用でフローを生み出す、もしくは転職だ。
日系のお堅いところでは副業は厳しい。資産運用も親からの相続や生まれつきもっている資産がなければ厳しい。そのため現実的なものは転職だ。なお、今の生活の延長線上にありそうな想定される生活に満足できそうであれば無理して転職する必要は全くない。たまにベンチャー企業は、大企業にいる方が危険などというがそんなことは全くない。業界一位の企業にいたら基本的に倒産する可能性は低い。それよりもベンチャーで外れくじを引く確率のほうが十分に高いだろう。
転職のあり方
32,3歳を超えてからの転職大幅アップを見込んでの転職は辞めておいた方がいいかもしれない。基本的には、20代のうちに動こう。新卒5年未満であれば、事業会社からコンサルに動くのはありだ。コンサル側も有名校をでて事業会社経験のある人は欲しがる。40歳まで働ける仕事かと言われるとコンサルは怪しいがそれでも年収は高めに動く。
次いで、日系から外資に行く場合だ。日系の製薬会社から外資の製薬、日系のメーカーから外資のメーカー、日系のインターネット企業から外資のインターネット企業と事例をあげたらたくさんある。
日系から外資に行く場合の考え方は二つだ。
1つはすでに日本に定着し、給与が高い外資系企業に行く場合。基本的に外資の方が給与水準が高いので、若い間から転職すると、同じ部長職のときに日系よりもはるかに高い金額をもらえるだろう。ただし、クビになるリスクもある。すでに大きい企業であれば、撤退リスクも少ない。このように定着している外資に行くのは安定して高い給与をとりにいける。
もう1つは日本に進出をしてこようとする外資系企業に参加する場合。インターネット系企業の動きが盛んで、ここ5,6年ではFacebook,Twitter,Pinterest,LinedIn等々の世界的有名企業が進出し日本での採用を行った。この場合、すでに実績を出している30代前半から中盤にかけてのマネジメント経験、顧客とのリレーションがある人材を求めているため、日本でしっかり結果をだしている人材を欲しがる。
後者は比較的ベンチャーに近い考え方だが、給与を最初から高く出してくれる点が魅力的だ。本国で十分に資金があるのでお金を大量投下しマーケットを席巻する。LINEを元々運営していたNAVERも韓国で強いシェアがあり、お金があったので日本にも進出しLINE開発の資金をあてられた。進出してくる外資に行くのは非常に魅力的なキャリアだ。ただし、英語力は求められることと、撤退リスクが大きいので気を付けたほうがいい。20代後半からチャレンジしてもおもしろい。研修制度はほとんどないはずなので第二新卒クラスでいくことはあまりすすめないのが外資系スタートアップだ。
1200万を達成するために
以前の記事でも話したが1200万になるのは実は簡単で15年間、毎年自分のキャリアハイを更新し続ければいい。そうしたら自ずと年収はついてくる。あとは働くところさえ間違えなければきっとチャンスはめぐってくる。あまりに今の年収が低い場合は、成果報酬や外資系にいってチャレンジしてみよう。外資のスタートアップは比較的学歴フィルターも緩いのでチャレンジの価値はある。
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いつもながらビズリーチも外資系転職には向いている。