問い合わせメール、外部に提供 京都・長岡京市、職員を厳重注意
京都府長岡京市は10日、2015年に人権推進課に寄せられた問い合わせメール文書を、職員(退職)が特定の個人に提供する不適切な対応があったと発表した。送信者の名前やアドレスの記載されたメール画像がツイッターに投稿されており、市は投稿した男性らに記事の削除を求めている。
市によると、男性は15年にヘイトスピーチ被害を受けていると同課に相談に訪れた。職員は、市に同年3月にメールで寄せられていた男性に関する文書を印字して提示。その際、男性が撮影したという。
男性は今月9日にツイッターに撮影画像を投稿。市民らから情報提供があり、発覚した。
市は当時の関係職員に厳重注意した。人権推進課は「被害解決に向けた一助になればと職員は提示したが、情報管理への配慮に欠け、不適切だった。再発防止に努める」としている。
【 2017年03月10日 23時08分 】