『アイマス ミリオンライブ！』4th LIVE初日の模様をお届け。手作りの“ぶどーかん”がそこにあった

文：喜一

　本日3月10日に日本武道館で行われた“THE IDOLM＠STER MILLION LIVE！ 4thLIVE TH＠NK YOU for SMILE!!”DAY1 Sunshine Theaterの模様をお届けする。

曲間の暗転なしでメドレーのような展開に

　ライブ開始前からステージモニタには各アイドルの応援プロデューサーの名前が流れるなど、盛り上がりを見せていた会場。武道館でもライブの前説はもちろん高木社長が担当してくれた。社長シルエットの背景も武道館仕様で気分も盛り上がる。

　そして珍しく社長からやってみたいことがあるのと提案があり、おもむろに「ライブハウス武道館へようこ……」と発言をしたところで、敏腕美人な事務員である音無小鳥さんに咎められてしまうのだった（笑）。

　注意事項もそこそこにアイドルたちがステージに。登場したアイドルたちが乗った可動式ステージがゆっくり下がっていくと、1曲目となる『Thank You！』が歌い上げられる。

　続いて本日登壇したメンバー全員のSunshine Rhythmが歌唱する楽曲『サンリズム・オーケストラ♪』のイントロが流れ始める。全編をとおして元気いっぱいなこの曲で開幕の景気づけもバッチリ。

　MCでは3月9日に誕生日を迎えた原嶋あかりさん（中谷育役）の誕生日を祝ったり、Sunshine Theaterはヤバい人ばっかり（もちろんよい意味で）だから発言などで盛り上がったりした。

　3曲目に披露されたのは『おまじない』。木戸さんのハツラツとした声が会場に響きわたり、楽曲が後半に向かったところで、夏川さんが登場。後半は一緒に歌いながら、そのまま楽曲は『Happy Darling』へ移行！

　こちらでは木戸さんが前半を少し歌って退場。いつもどおりプロデューサー諸氏の「応援するよ！」が会場を包んだと思ったら、まだまだこの流れは続く。『Happy Darling』の後半では山口さんが登場し、『WHY？』で会場はピンク色に染まる。

　カプリコーン（望月杏奈×百瀬莉緒×矢吹可奈）のメンバーがひと通りソロ楽曲を歌い上げたら、お次はレオ（島原エレナ×中谷育×ロコ）による『ゲキテキ！ムテキ！恋したい！』がスタート。曲間の暗転がないことで、メドレーのような楽しさが感じられた。

　MC後は浜崎さんの『マイペース☆マイウェイ』よりライブ再開。このパートでも曲間の暗転がなく、そのまま曲は続いていく。曲後半では大関さんが登壇し、『SUPER SIZE LOVE!!』へと流れが移り変わる。「おかわり」の声が会場を包んで少ししたころにはMachicoさんが登場。『恋のLesson初級編』でリブラ（伊吹翼×佐竹美奈子×福田のり子）の面々のソロ曲が終了。

　キャンサー（エミリー・スチュアート×木下ひなた×横山奈緒）にバトンタッチ。アップテンポな『ランニング・ハイッ』で圧倒的な盛り上がりを見せた後はMCに突入。今回のライブではお腹を出した衣装がMachicoさんだけじゃないといった話題で盛り上がったところで次の楽曲へ。

　『アニマル☆ステイション！』では、武道館に動物たちの鳴き声が響きわたり、九段下に動物園ができたかのような様相を呈していたのだが、『IMPRESSION→LOCOMOTION！』で言語にはできない“ロコモーション”な気分も強まっていく。さすが伴田さ……ロコ！

　自分でも書いていてよくわからないのだが、初披露の『ファンタジスタ・カーニバル』が始まったくらいからは完全に楽しくなりすぎて自分を見失いかけたほどだ。恐るべしSunshine Theater。

　カプリコーンによる『NO CURRY NO LIFE』はタイトルどおりカレー要素を多く含んでいるのだが（途中でスパイスの歌詞が入るなど）、それを感じさせないくらい爽やかな曲調がとっても心地よい。

　MCを挟んだ後には、こちらも清涼感あふれるエミリーの『微笑み日和』が1st LIVEぶりに披露された。続いて、ひなたの『りんごのマーチ』。穏やかな楽曲が続いて、平日のライブだということを忘れてしまった人も多いのではないだろうか。

　ちなみに2階席からはよく見えたのだが、ステージ上部の段差部分のライトがリンゴの形に光っており、とっても愛らしかった。

　ここまでの流れはジェットコースターに乗っている時のあの落下前の気持ちだ、なんてことを思っていたら『ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン』で、またこれまでとは違う盛り上がりを見せてくれる会場。

　リブラによる『Bonnes！ Bonnes!! Vacances!!!』では、奈緒が作り上げた加速感のようなものが損なわれることなく、会場の盛り上がりが継続されていく。

サプライズの後にサプライズが来て喜びと混乱が入り乱れる

　MCの後に、それぞれひと通りの楽曲も終わったし、どうなるのか期待していたところ、伊藤美来さん（七尾百合子役）、麻倉ももさん（箱崎星梨花役）、村川梨衣さん（松田亜利沙役）、小岩井ことりさん（天空橋朋花役）がサプライズ登場！　『創造は始まりの風を連れて』が赤と白の照明をバックに披露される。そして衣装もチェンジ。

　妖艶な雰囲気を漂わせる『Emergence Vibe』は角元さんと山口さんのエレナ＆莉緒ペアで披露され、会場をアダルトな空気が支配する。続けてフレッシュな『fruity love』が中村さんと原嶋さんのロコ＆育ペアで歌い上げられる。

　まだまだといった勢いで『Eternal Harmony』、『HOME, SWEET FRIENDSHIP』が2曲立て続けに展開されていく。そろそろライブも終盤だなと気を抜いていた筆者だが、またもやサプライズゲストが登場して目を見開いた。

　なんと唐突（本当に突然で驚いた）に“乙女ストーム！（春日未来×伊吹翼×真壁瑞希×七尾百合子×望月杏奈）”がステージ上に出現。山崎はるか（春日未来役）さんと阿部里果さん（真壁瑞希役）も、もちろん登場。『Growing Storm！』を力強く聞かせてくれたのが印象的であった。

　このサプライズが続いた後半では、プロデューサー諸氏の驚いた声や喜んだ声がところどころから挙がっており、ちょっとしたカオス状態に（笑）。筆者も曲調が違う曲がガンガン来たり、サプライズゲストが出てきたりで若干混乱気味に（苦笑）。

　アンコール前の最後の曲はSunshine Rhythmによる『DIAMOND DAYS』。文章を書きながら、『DIAMOND DAYS』の歌詞を見ていたら、1日目の公演の模様や武道館までの道のりが思い浮かんできて、少し涙腺がゆるみそうになったのは内緒だ。

　アンコール1曲目の『Dreaming♪』はSunshine Rhythmによって歌われたが、最後の『Thank You！』ではサプライズメンバーも集合。歌詞にあるとおりに、手作りの“ぶどーかん”に来たんだな……と感傷にひたってしまう素晴らしい公演内容だった。

　いつもの2DAYS開催だったら後1日なのでちょっと悲しいような文体になってしまうのだが、今回は3DAYS（大事）ということで後2日も残っているのだ。金曜日の副業（仕事）で疲れた体を引きずって来たプロデューサー諸氏は十分な休息をとってほしい。

DAY1 Sunshine Theaterセットリスト

(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)BNEI／PROJECT iM＠S

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