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森友問題にも懲りず 安倍昭恵夫人がセミナーで“珍説”連発

 さらに、安倍首相が家事を手伝ってくれることを紹介し、「国会で野党から攻められ、厳しいことがある中で、片付けたり、整理整頓することで気持ちがリセットすることがあるらしい」と言ったかと思えば、「こういうとこをメディアにまた取り上げられる」と言い、会場の笑いを誘っていた。他にも、「人間は生まれる時に大きな役割を担ってこの地球に生まれてきている」「日本の取り戻すべき精神性は、私は縄文時代にあると思っている」と、“珍説”を連発させていた。

 持論の展開は結構だが、肝心の学園問題の説明はどうしたのか。報道陣はみな、昭恵氏を追いかけたが、いつの間にか会場から立ち去ってしまった。政治評論家の山口朝雄氏はこう言う。

「森友学園の問題は国民の関心事です。昭恵氏が公人なのか私人なのか、判断が分かれていますが、事実関係の説明が先でしょう。問題を深刻にとらえているとは思えませんし、真摯に説明する気がないようにしか見えません。結局、『時間が経てば風化するだろう』と高をくくっているのでしょう」

 セミナー終了後まもなく、自身のフェイスブックで報告した昭恵氏は、8日も講演会に登壇。イベント行脚より、国会で事実を明らかにすべきだ。

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