再逮捕へ 山梨でも強姦、住居侵入容疑
NHK山形放送局酒田支局の元記者、弦本(つるもと)康孝被告(28)が山形県内での強姦(ごうかん)致傷罪などで起訴された事件で、弦本被告が前任地の山梨県内で別の事件に関与した疑いが強まったとして、山梨県警が強姦と住居侵入の容疑で逮捕状を取ったことが9日、捜査関係者への取材で分かった。14日にも再逮捕する方針。
捜査関係者によると、弦本被告はNHK甲府放送局富士吉田支局に勤務していた2014年、山梨県内の1人暮らしの女性宅に侵入、就寝中の女性に性的暴行を加えたとされる。現場に残された遺留物のDNA型が弦本被告のものと一致したという。近く山形から身柄を移送する。
また13年に山梨県内で起きた別のわいせつ事件の遺留物についても弦本被告とDNA型が一致しており、県警が裏付け捜査を進めている。
弦本被告は11年4月にNHKに入局し、甲府放送局に配属。15年7月に山形放送局に異動し、翌年から酒田支局で勤務していた。2月16日付で懲戒免職となった。【松本光樹】