秋田県横手市の菓子店「小松屋本店」が昆虫スイーツを販売している。
ホワイトデー向け「昆虫スイーツ」を販売
もうすぐホワイトデー。バレンタインのお返しに何を贈ろうか迷っている人も多いのではないだろうか。
「どうせなら印象に残るものを贈りたい」「相手をビックリさせたい」という人にピッタリの商品がある。
かぶと虫ケーキに幼虫チョコも乗った「WDかぶと虫ケーキ」(税込1900円)に、
「小松屋本店」提供
「はちのすケーキ」と「はちのこプチキャラメル」が入った「プレミアム~ミニ昆虫セット~」(税込1980円)
「小松屋本店」提供
はちのこをイメージしたキャラメル「WDはちのこモゾモゾプチキャラメル」(税込380円)
「小松屋本店」提供
カラフルなあんこの焼き菓子「いもむしパック」(税込750円)など。

「小松屋本店」提供
リアルな昆虫のデザインに、相手がビックリすること間違いなしだ。
「昆虫展」をキッカケに誕生
昆虫ケーキを製造販売しているのは、秋田県横手市の老舗菓子店「小松屋本店」。なぜ昆虫をデザインしたスイーツを作っているのか、取材して話を聞いてみた。
—–「昆虫スイーツ」はどのようにして誕生したのですか?
私たちの住む秋田県横手市で「昆虫展」が開催されました。
その際に来客していただいたお客様にプレゼントするお菓子を作ってほしいと依頼が来たのがはじまりです。
—–いつ頃から販売しているのですか?
販売を開始してもう10年ほどが経ちます。
「小松屋本店」提供
—–昆虫スイーツを開発・作成するにあたり、苦労したことやこだわったことは?
やはり生産のラインとなります。研究し手作りで模型を開発し、それからのお菓子作りとなりました。
実際に幼虫を掌に載せた時のようなモゾモゾっとした感触さえも表現。また、フレークをまぶし、するめを足に見立てたことにより再現しました。(現在するめのほうは不評のため取り扱いを中止)
あとはなんといっても「食べ物」ですので味にもこだわり、ミルク感たっぷりのクーベルチュールチョコを使用し、薄く白いコーティングチョコをかけることにより味を落とさず体の透けた感じまで表現しています。
「小松屋本店」提供
—–どのような方が購入されていますか?
観光客のお客様が多いです。
あとはサプライズや相手をビックリさせたい方などの購入が見受けられます。
—–昆虫スイーツの評判は?
よくわかりません(笑)
ただ店頭で購入されるお客様を見ていると楽しそうで、笑顔がこぼれるのを拝見します。とても嬉しい瞬間であります。
「小松屋本店」提供
—–最後に「昆虫スイーツ」に込める思いを教えてください
商品化する予定もなかったものですが、長くたくさんの人に愛されて感謝しています。
まだ完成したとは思っておりませんので、これからもっと良い商品になるよう努力し、また新たな試みにもどんどんチャレンジし皆様に笑顔をお届けできるようがんばって作っていきたいと思います。
なんとか王子、という言葉が一時期流行っていましたので昆虫王子と呼ばれるよう頑張ります。虫キングでも可。ただ、虫はそれほど好きではありません。
「小松屋本店」提供