ソウル=牧野愛博
2017年3月10日03時01分
米海軍特殊精鋭部隊シールズが1日から始まった米韓合同軍事演習に参加すると、米韓関係筋が明らかにした。米韓は金正恩(キムジョンウン)委員長ら北朝鮮高官の暗殺や誘拐も含む作戦計画を策定している。6日に弾道ミサイル4発を発射するなど、挑発を続ける正恩氏に圧力をかける狙いがありそうだ。
同筋によれば、シールズは米原子力空母カールビンソンに搭乗し、韓国周辺で演習に参加する模様だ。昨年「史上最大規模」だった演習は、翌年は小規模となる慣例だったが、北朝鮮の挑発行為が続いていることから、今年も昨年と同規模で4月末まで行われる。
軍事関係筋によれば、シールズは10人前後の規模で行動し、航空機や潜水艦などで敵地の後方に侵入。要人の暗殺や味方の救出、敵施設の破壊工作などを行う。2011年にパキスタンで実行したオサマ・ビンラディン容疑者の暗殺も担ったとされる。
同筋は「正恩氏に恐怖を与え、…
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朝日新聞国際報道部