ミステリー作家で有名な綾辻行人先生のホラー小説『Another』が実写映画化されました。そのタイトルは『アナザー Another』で、この映画を知らない方のために原作になった小説や、ネタをバラさないように、映画のキャスト・ストーリー・見所なども紹介しましょう。
「アナザー Another」の原作
原作となった小説を書いた綾辻行人先生は、多くのミステリー小説を書いている方で、読者を惹きつけるストーリーの作品が多いです。途中から読者が予想していなかった展開が待っており、読み応えは抜群です。
映画と小説ではストーリーが似ているとは言え、小説には小説にしか出ない良さもあるので、この映画を気に入った方は小説を読んでみるのも悪くないでしょう。
「アナザー Another」のキャスト
夜見北中で、恐ろしい現象が起きるホラー映画『アナザー Another』に出演していたキャストを紹介します。
榊原恒一(演:山崎賢人さん)
夜見北中の恐ろしい現象を知らないで、転入していく男子生徒を演じたのが山崎賢人さんです。若いイケメン俳優で、その冷静沈着な演技は恐ろしいストーリーにリアリティーを持たせています。
三崎鳴(演:橋下愛さん)
原作である小説とは、少し顔立ちが違うかなという感じはありますが、彼女独特なミステリアスな雰囲気を上手く表しており、その存在感は圧倒的でした。
三神礼子(演:加藤あいさん)
榊原恒一の叔母である三神礼子を演じるのが、加藤あいさんです。あれほど若くて美しい女優さんが、叔母の役をするようになったのだなぁと感慨深いものもありましたが、今でもその美しさは健在でした。三神純子は実はこの物語のキーマンとなります。
千曳辰治(演:袴田吉彦さん)
3年3組が死に近いクラスになった時の担任である千曳辰治を演じるのが、袴田吉彦さんです。若い時と少し老け込んでいる時を演じており、その違いを見事に演じきっているのもこの映画の見所の一つになっています。
「アナザー Another」のストーリー
夜見北中へ転入してきた『榊原恒一』は、この学校の3年3組にだけ起きる現象に悩まされていきます。その現象は、3年3組の生徒や、その家族が次々に亡くなっていくという恐ろしい現象だったのです。
この現象を起こさないためには、ある非情とも言えるおまじないを行う必要がありました。しかし、転入してきた榊原恒一は、その事を知らなかったのでおまじないが途中で失敗してしまったのです。
このおまじないを守るか守らないかのキーポイントになるのが、三崎鳴というミステリアスな女子生徒でした。榊原恒一は三崎鳴に喋りかけようとすると周りの生徒たちが不快な顔をしてしまうので、榊原恒一は叔母である三神礼子に相談して、叔母に優しく慰めてもらいます。
そして、ついに犠牲者が出てしまいます。そして、榊原恒一は悲劇の幕開けになった時の担任教師であった『千曳辰治』と出会います。榊原恒一は、その方から忌まわしい現象が起きる経緯を聞かされてしまい、ショックを受けます。
そこで、榊原恒一は犠牲者をこれ以上増やさないために奮闘していく事を決意しますが、ラストには悲劇的な結末が訪れてしまうのです。
「アナザー Another」の見所
私は、小説を読んでから、この映画を見ましたが意外と楽しく見る事が出来ました。ストーリーを知っているからと言って、映画の楽しみは損なわれない事を実感出来ました。小説には小説にしかない楽しみ方があって、映画には映画にしかない楽しみ方があったからです。
小説では、ある人物が副担任をしている事が分からないようにストーリーが展開されていく訳ですが、それは文字でしか現してないから分からない事でしたそして映画の見所として、榊原恒一が持病で苦しむシーンとか、生徒が亡くなっていく生々しいシーンなどは映像でしか味わえない迫力があって面白かったです。
そして、最初に亡くなっていくシーンは原作の雰囲気を壊さなくて、リアリティーのあるもので満足出来ましたね。