こんにちは、tkqです。
最近は千葉のDFラインの高さにくらくらしている毎日ですが、皆様はいかがおすごしでしょうか?
さて、Jリーグも始まり、ついに私たちの季節が始まったな!今年も楽しむぞ!という感じなのですが、そこで大問題発生でございます。
問題はDAZN(ダ・ゾーン)です。今年からJリーグの中継をしているDAZNなのですが、放送が非常に不安定な状態のままとなっています。普通にライブ中継を見ていてもたまに止まってしまい、第1節甲府対G大阪戦などはほとんど繋がらずに最終的にはバレーの試合の枠で放送されるという不安定さです。
たとえて言うならば「怖くて電車に乗れないの」と泣きながら電話してくる彼女くらい不安定です(この話はフィクションです)。
案の定、SNS上ではDAZNに対する罵声と火炎瓶が飛び交い、「DAZNは謝罪しろ!」「DAZNが俺たちに約束してくれた未来は嘘だったのか!」「DAZNの首を獲れば侍になれるぞ!」「DAZNはフリーメーソン!」などと大炎上の情勢です。
この一件は、多くのサッカーメディアでも取り沙汰されました。安定的な映像の供給ができていないので、致し方ない部分もあります。
ただ、もちろん改善をしてもらうのは当然として、見られないことに過剰に苛々するのはどうでしょうか?
電車の遅延、突然の雷雨、堀北真希引退、ジョジョ実写化など、この世の中には我々が最大限の努力をしてもどうにもならないことがあるのです。それに逆らって気を揉むことは時間と精神の無駄であり、あまり有益なこととも思えません。システム障害とは天災に近いものなのです。
ブラウンシュバイクvsシュツットガルト戦のDAZNのクルクル画面
ただ、せっかくビールとおつまみを用意しておいたのに、あなたはDAZNのクルクル画面を見つめ続けるんですか?そんなのダメダメサッカーファン!退屈してるなら、退屈しないようにすればいい!
みなさんの中にはAmazonプライムを契約してる方も多いかと思います。サービスについては割愛しますが、契約していると無料で映画が見れます。これがけっこう秀作揃いで、じゃあ、クルクルしてる間はこの映画を見ればええじゃないか!というのが弊サイトから提案するソリューションとなります。もし一緒に見ていた女の子が感動すれば「もう私もクルクルになっちゃったょ……」ということになるかもしれません!
というわけで、数多の秀作の中から選りすぐりの10本を独断と偏見で選びました!これさえあればもうクルクルも怖くない!レッツDAZN!
1.コマンドー
やはりサッカーを見たいということは、アスリートの肉体を見たいということでもあります。
そのアスリート以上に鍛え上げた若き日のアーノルド・シュワルツェネッガーの肉体を余すところなく堪能できるのがこの作品です。まずオープニングがすごい。シュワちゃんの腕の筋肉のアップから始まり、無駄に木を切るシーンなどサービスショット満載。
以降は怒涛のアクション&暴力です。「動かないジープを手で押す」「ミサイルランチャーを逆向きで撃ってしまう」「娘を助けるために簡単に他者を殺す」「隠密行動なのに筋肉でバレバレ」などの名場面を経てハッピーエンド。「ターミネーター」の直後に撮影したせいか、シュワちゃんが「娘を助ける」という正当性を獲得した殺人マシーンにしか見えません。
正直ストーリーもやってることもむちゃくちゃですが、鑑賞後はイングランドのプレミアリーグを見たような爽快感に包まれるのです。
2.バニラ・スカイ
スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」のリメイクとなる本作は、トム・クルーズ主演のサスペンスものです。リメイク元のとおり、いったい何が本当なのか、どこまでが嘘なのかという虚実がないまぜになったトリックが織り込まれています。
画面がクルクルしているけど本当にJリーグはやっているのか、実はやってなくて画面がクルクルしているだけじゃないのか、すべては自分の見た夢だったのではないだろうか、僕の応援してるチームは本当はJ2じゃなくてJ1なんじゃないだろうか……そんな夢と現実が交差した心地よさを味わいたい人にオススメです。若き日のペネロペ・クルスがめちゃくちゃ美人です。トム・クルーズはトム・クルーズです。
3.きっと、うまくいく
放送が全然うまくいかないときにピッタリのタイトルがこちらのインド映画。
どんなジャンル?と聞かれたら「インド映画」としか答えようのない全部詰め込みで、笑いあり、涙ありで、主演のアーミル・カーンを筆頭にアクの強い役者たちがステキに演じてくれています。
そして要所でもちろん踊る!踊る!踊る!放送はつながらないし、もうこうなったら私たちも踊るしかない!そんな気分にさせてくれます。踊りましょう!踊っているうちに「きっと、うまくいく」「DAZNもきっと、うまくいく」「たぶん明日には繋がってるはず」という楽観的な気持ちになれます。
4.12モンキーズ
サッカーと言えば11人ですが、まあ12番はサポーターの番号ということもあるので、かなり強引ですがこちらを紹介。
テリー・ギリアム監督の近未来サスペンス映画です。人類の滅亡を食い止めるために過去に飛ぶぜ!というストーリーなのですが、最後のどんでん返しには全員びっくりすること請け合いです。
「あの時こうしていれば」「急にボールが来ていなければ」「GM兼任の監督未経験者にすべてを任せなければ」などというサッカーファンが度々味わう取り返しのつかないifが満載となっています。
ちなみにネタバレした瞬間に映画の価値が70%は毀損される類の映画なので、まだ未見の方はネタバレは最大限回避していきましょう。
5.スライディング・ドア
サッカーと言えばスライディング。大ピンチを激しいスライディングで救うのはDFの最も華々しい場面の一つであり、観客も拍手喝采です。この映画はそんなスライディングとは全く関係ありません!もう一度言います!関係ありません!
あらすじを説明すると、地下鉄のドアに滑り込むか否かで二つのストーリーが展開していき、その対比を楽しむものとなっています。アメリカの作家O・ヘンリの「運命の道」のような作品となっています。若き日のグウィネス・パルトロウのドアへの美しいスライディング(別にスライディングはしない)を堪能しましょう!
6.ウォーリアー
もうサッカーとこじつけるのは難しいです。諦めてください。総合格闘技映画であり、人生と闘いの物語であります。
生き別れになっていた兄と弟がそれぞれの理由で、大金がかかった総合格闘技トーナメントに出場。娘のために闘う兄をジョエル・エドガートン、戦争で心がぶっ壊れた弟をトム・ハーディが演じています。
2人が鍛えに鍛えた肉体で戦う様も見事なのですが、特筆すべきはそのストーリー。トレーナーである父、そして兄、弟の葛藤が言葉少なに語られていきます。
日本では上映館・上映期間が限定されているのであまり有名じゃないですが、非常に上質な映画となっています。最強戦士トム・ハーディの闘いが実も蓋もないものばかりで、まるでバルセロナ対下位チームの試合を見ているような気分にもなってくるのでオススメです!
7.ブラックホーク・ダウン
私的戦争映画べスト1です。序盤はだらだらしていますが、途中からはノンストップで銃弾が飛び交い続けます。状況としては圧倒的少数の米軍が敵のど真ん中に突っ込んで救出作戦を行うというものです。
「3分に1回RPG(対戦車ロケット)がすっ飛んでくる」「頭を出した瞬間に猛烈な射撃」「そのたびに全力で衛生兵が呼ばれる」という状況は、
サッカーで「3分に1回シュートがすっ飛んでくる」「ドリブルした瞬間に囲まれて即死」「時間稼ぎでしょっちゅうメディカルが呼ばれる」という圧倒的劣勢状況と重なるのではないでしょうか。
とにかく見終わった後にぐったりと疲れる一作。もはや頭の中がクルクル状態であり、画面がクルクルなことなどどうでもよくなります!
8.THE WAVE ウェイヴ
アメリカの高校で全体主義を教えるためにクラスに厳しい規律を実験的に取り入れたらとんでもないことになったよ!という実話を基にしたドイツ映画。
最初は笑っていた生徒たちが徐々に規律に飲み込まれていき、教師でさえも最後は狂気を帯びていくという社会実験ものです。サッカーでも規律と戦術は重要だけど、ほどほどにしておかないととんでもないことになるかもしれない、という教訓を与えてくれるような与えてくれないような。やっぱり自由気ままな自分たちのサッカーが最高だね!
9.ジャズ大名
筒井康隆原作、岡本喜八監督の怪作。かなり頭がイカれている作品で、ストーリーとしては江戸時代の大名のところに黒人奴隷が漂着して、ジャズを一緒にやるというものです。
何を言ってるのかよくわからないと思いますが、私も何を言ってるのかよくわかりません。でも、このようにしか言いようがないです。
ただ、見ていると何か変な脳内物質が出てくるという異常な体験をすることができ、終盤のジャムセッションでは踊りたくなってくるという稀有な映画です。
これを見ればもはやDAZNがクルクルしていようが一向にかまない、むしろ俺たちの方がクルクルになってやる、という強い決意が生まれてくるのです。ジャズ大名を見てクルクルしよう!
10.酔拳
みんな大好きジャッキー・チェン、その若き日の素晴らしいアクションが見れる出世作です。
酔えば酔うほど強くなるというその設定は、DAZNがクルクルして「もうこうなったら飲むしかない」「Twitterによると前半でハットトリックされてるから飲むしかない」「むしろ見れなくて正解だったのではないか飲むしかない」という憤懣やるかたないJリーグファンの飲酒欲にぴったりでございます。飲もう!殴ろう!飲もう!殴ろう!飲もう!殴ろう!
ちなみにAmazonプライムには姉妹作的扱いの「蛇拳」も無料で見れるので、そちらもオススメです!ストーリーはジャッキーが活躍するという点でほとんど同じです!
さて、こちら10本の映画を紹介したわけですが、いかがでしたでしょうか?Amazonプライムはそのほかにも無料で見れる作品が多数あります。「グッドフェローズ」「スカーフェイス」でアウトローづくのもよし。「セブン」「ミリオンダラー・ベイビー」でDAZNが見えないより悲惨な物語を堪能するもよし。「バックトゥザフューチャー」で過去に戻って契約を見直させるもよし、「紙の月」で池松壮亮くんのセックスをただただ眺めるもよしです!
自分だけの映画でクルクルをカスタマイズして、広い心でハッピーなDAZNライフを送りましょう!DEAR MagazineはDAZNを応援しています!