交通事故によるPTSD、パニック障害を患った私が現在受けている治療法『USPT』の紹介と、体験した感想を書きたいと思います。
治療を行える治療者リストを後に紹介しますが、日本全国でみても人数が限られており、治療をうけることができたこと自体が奇跡に近いと思います。
目次
USPTとは
USPTは,タッピングを用いて人格部分(別人格)を呼び出して,労をねぎらうことにより,解離(解離性同一性障害DIDや,他の特定される解離性障害OSDD)による人格部分の統合を行う心理療法です。
関連書籍
- 作者: 小栗康平
- 出版社/メーカー: ジービー
- 発売日: 2014/12/22
- メディア: 単行本
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USPTの発案者である精神科医、小栗康平先生の書籍です。
USPTは日本発祥の治療法です。
USPT治療施設・治療者リスト
治療者リストに載っている人数は20人(2016年6月現在)です。
体験した感想
各種心理テストを受けたあとにUSPTは行われました。
まずリラックスした状態で椅子に座ります。
治療者が膝にタッピングしながら、過去の人格が出てくるよう優しく呼びかけるのですが、
そのタッピングとともに、脳にズンズンと波動のようなものを感じます
そうすると、だんだん体がしびれてくるような状態となり
交通事故当時の人格が出てきた感覚があったのですが
なんと、その当時あった首の疼痛や、体の震えが再現してきました。
治療者が優しく感謝の言葉かけ、再現した人格に統合を促します。
その後、肩へのタッピングにより元の人格に呼び戻される感じがしました。
その後、治療者の先生と談笑したのですが、大変疲れがドッと残りました。
また、久々の強い疼痛、震えを体験し、非常に感慨深かったです。
体験者としての願い
公式サイトの記述にもありますが、ほとんどこの治療法は知られておりません。
実際にPTSDを患っていて、この治療法を体験した者として、
多くの精神科医,および臨床心理士の方々に知っていただけることを願っています。