かつおログ

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「経験をカタチに」をテーマに、日々の行動・思考を記録、分析、活用し、より良く生きるための方法を考察します。

警察に指紋を取られた経験について話す

人間関係 人間関係-負の感情
Hatena Feedly

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盗難をはじめとしたなんらかの事件が起こった場合、警察に指紋を取られるのは容疑者だけではない・・・ということはご存知でしょうか?

 

以前、僕が盗難に遭った時に指紋を採取された体験についてお話します。

 

外回りの営業中に盗難事故。さて、どうする?

僕のケースになりますが、以前社用車を使っての外回りの営業をしていた時がありました。

 

ふと、客先から車に戻ってみると、なぜか車の中に置いていたはずのカバンが見当たりません。

 

おかしいな、どこに置いたっけ?

 

いや、ぱっと見で見当たらない時点でやばいのでは?

 

そういえば、鍵かけてなかった?

 

え、やらかした?

 

・・・・・・

 

冷や汗どころではありません。

完全に頭がフリーズしました。

 

財布は?免許証は?会社の機密書類は入ってなかったか?

どうしよう、どうしよう、どうしよう。

 

果たして、どれだけ判断に時間を要したか覚えていませんが、

 

とにかく会社に一報。

次に警察。

 

冷静な頭なら他に取るべき道などないと分かるはずですが、

この時ばかりはお金、責任、謝罪、保身・・・いろいろなものが頭の中で渦巻いてパニック状態でした。

 

警察へ

警察へ行くと、最後にカバンを見た場所や、今日通ったルート、いつからいつまで車を離れていたか?

などなど、覚えている限りのことを伝えます。

 

詳しくないのですが、盗難となると刑事事件を担当しているような方が対応するものなのでしょうか?

 

なんとも威圧的なおじさんと、その見習い部下らしき若い女性の2人組に対応してもらいました。

 

この時になると気持ちも少し落ち着いてきて、「警察官って2人1組で行動するってほんとなんだなー」とかぼんやり考えていたら

 

「では、指紋を取らせてください。車も調べさせてもらいます。」

 

とのこと。

 

社用車を漁られるのはいい気分じゃありませんが・・・仕方ないですよね。

 

いざ、指紋採取

指紋を取られるのって嫌なものですね。

この先、ちゃんと警察側で自分の指紋が保管され続けて、何かあった時に照合されるのだと思うと、犯罪を犯す予定がなくてもなんだか嫌な気分になります。

 

そして、指紋を取るのって地味に痛い!

指の表面から側面までゴリゴリインクに押し付けられるから圧迫感がすごいです。

 

また、同時に車のいたるところにアルミの粉末をかけて、車についている指紋も採取されていきます。

 

ああ、白い社用車が銀色に・・・。

洗車しないとな。

 

なんて呑気なことを考えていられたのもここまで。

 

この次の瞬間に言われた言葉に僕は再び凍り付きました。

 

「では、他に日常的にこの車を触っている人の指紋も取らせてもらえますか?」

 

えっ

 

そりゃそうか。

関係者の指紋を全部除いた上で残った指紋が怪しいわけか。

 

いやいや、でもこの社用車色んな人が触れてるぞ?

 

同僚も上司も、普段営業所に来ないようなお偉いさんも。

 

僕のせいで全員に指紋を取らせるハメになるのか?

 

え、やばくね?

これ、始末書書いて済む問題じゃないよね?

 

詰んだ・・・・・・

 

盗難事故の結末

この後どうしたか、正直よく覚えていません。

 

ただ、なんとか会社の人間の指紋を取るのは勘弁してもらえませんか?みたいなことを口走っていたような気もします。

 

とにかく保身しか考えていなかった。

この上なく醜く惨めな姿だったことでしょう。

 

今思い出しても、体をかきむしりたくなるぐらいの人生の汚点です。

 

さて、その後最終的にどうなったか?

 

僕以外の指紋を取ることは避けられました。

 

なぜなら、カバンは社内に忘れていただけだったからです。

 

ほんと、死ねばいいと思う。自分。

 

さいごに

書いてるだけで自己嫌悪で憂鬱になってきた。

 

 世の中、度を越えた間抜けがいるという体験談でした。

 

学生時代、「お前社会人向いてなさそう」って言われたことあるんですけど、全くその通りだと思った次第です。

 

以上・・・

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