2017/03/08 Wed 19:11更新

県内初少年の裁判員裁判

宝達志水町で去年7月少年の運転する車がタクシーと衝突し3人が死傷した事故でこの少年に対する裁判員裁判が始まりました。少年は起訴内容を認めています。去年7月27日、宝達志水町の交差点で軽ワゴン車とタクシーが衝突。タクシーの乗客1人が死亡し2人がけがをしました。運転していたのはかほく市に住む19歳の少年。少年は盗んだ車を無免許で運転し、パトカーからの追跡を逃れるため赤信号の交差点に突っ込みました。この少年に対する裁判員裁判が8日、金沢地裁で始まりました。少年事件としては県内で初めての裁判員裁判です。丸刈りにグレーのスウェット姿で法廷に現れた少年。検察が読み上げた起訴内容について少年は「間違いないです」と落ち着いた様子で答えました検察側は「被告は以前からバイクや車の盗みを繰り返していて、パトカーの追跡から逃れようと赤信号を無視した動機は身勝手」と指摘。これに対し弁護側は「被告には軽度の知的障害があり判断能力が劣っていた」と主張しました。