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【スポーツ】

[高校野球]早実の清宮、早大との練習試合で高校通算79号の特大アーチ

2017年3月9日 紙面から

◇練習試合 早大17−6早実

 高校野球の練習試合が解禁となった8日、センバツに出場する早実は早大安部球場(東京都西東京市)で早大と練習試合を行い、今秋ドラフト1位候補の清宮幸太郎内野手(2年)が高校通算79号となる特大ソロを放った。試合は早実が6−17で負けた。

 ホームランバッターの打球だった。9回先頭、2ボールから、父がロッテなどで活躍した小宮山将投手(3年・早実)の真ん中高めの直球を捉えた打球は102メートルの右翼上方にある高さ15メートルのネットをも越えていった。

 「甘い球になりましたが、さすがです」と打たれた先輩も脱帽。この日5打席目での初ヒットは、大先輩の王貞治・現ソフトバンク球団会長や大好きな元大リーガー、D・オルティス(元レッドソックス)のアーチを思わせる弾道。中日、阪神など視察した7球団のスカウトも推定130メートル弾を改めて絶賛。楽天の仁村スカウトは「普通は、あれだけ打球が上がらない。パワーがあるね」と感心するように語った。

 この日は犠飛でも打点。4打数1安打1四球に終わり、チームも兄貴分に圧倒されたが、昨秋以来の実戦で仕方のないところ。試合勘は今後取り戻していくことになる。10日には組み合わせ抽選がある。大リーグの本塁打王を夢みるスラッガーの春が始まった。 (小原栄二)

 

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