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【大相撲】

稀勢の里、出稽古に来た白鵬と前哨戦で2勝4敗

2017年3月9日 紙面から

三番稽古の土俵に上がる稀勢の里(手前右)と白鵬=大阪市港区の田子ノ浦部屋で(志村拓撮影)

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 新横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=が8日、大阪市港区の同部屋に出稽古した横綱白鵬(31)=宮城野=と直接対決した。2勝4敗の前哨戦にも「しっかり胸を借りるつもりだった。だいぶ良くなった」と仕上がりに納得の表情だった。

 優勝37回の先輩横綱のスピードを警戒したか、はやる気持ちか。立ち合いのタイミングが合わず、前につんのめるような「待った」が続いた。

 締めは3連敗。それでも「相手も(本番を)想定してないでしょ。本場所とは違う」と結果は気にしない。左のおっつけから力強く押し出す場面もあり「力を出し切ろうと思った」。内容重視で充実感を漂わせた。

 見守った田子ノ浦部屋付きの西岩親方(元関脇若の里)も「お互い考え、試しながらだった」と勝敗は度外視。「実力でいえば2強。本場所での対戦が楽しみ」と、新横綱への期待を隠さなかった。

 「体が覚えて刺激になる」「ありがたい」と手合わせに感謝の言葉を並べた稀勢の里。優勝争いの大一番、白星でお返しするイメージを練り上げていく。 (志村拓)

 

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