電車の中や居酒屋の店内にUSBメモリを置き忘れてしまい、保存していたビジネス資料、個人名簿、企業秘密といった情報が漏洩してしまったという話をよく耳にします。
USBメモリからウイルスに感染してしまうといったことも後を絶ちません。便利で手軽に使うことができる反面、情報漏洩の危険性とは隣り合わせです。
セキュリティ機能付きUSBメモリなら、こうした事故を防ぎ、大切なデータを守ってくれます。でもいざ購入しようとするとメーカーごとに多くの商品がラインナップされ、どれを選べばいいかホント迷いますよね。今回は、安心して使えるセキュリティ機能付きUSBメモリの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
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目次
- おすすめのセキュリティ機能付きUSBメモリ
アンチウイルスソフトが搭載されたハイスペックモデル - おすすめのセキュリティ機能付きUSBメモリ
スタンダードモデル - おすすめのセキュリティ機能付きUSBメモリ
デザイン・機能性にこだわったモデル - おすすめのセキュリティ機能付きUSBメモリ
USBセキュリティーキーモデル - セキュリティ機能付きUSBメモリの選び方
おすすめのセキュリティ機能付きUSBメモリ
アンチウイルスソフトが搭載されたハイスペックモデル
アイ・オー・データ(I-O DATA) ED-V4/16G5
アンチウイルスソフト(Trend Micro USB Security)が搭載されているモデル。ウイルスパターンファイルのアップデートを含む5年間のサポートサービスが付いています。USBメモリ内に記録しているデータについては自動でウイルスチェックが実行されるので、データを介してのウイルス感染を防ぐことができます。
パスワードロック機能である「SUGate4」と自動暗号化機能「AES256bit」も搭載しているので強固に不正アクセスを防ぐことができます。なお対応OSはWindowsのみ、USB3.0に対応していて高速なデータ通信が可能です。
エレコム(ELECOM) ウィルス対策USB3.0メモリ MF-TRU316GBK
トレンドマイクロ社製アンチウイルスソフト「Trend Micro USB Security(TM) 2.1」を搭載。自動実行しウイルスを発見すると隔離します。情報漏洩対策機能としてパスワードロック機能もついています。
スライド式ケースを採用しているので、キャップを紛失してしまう心配はなくなります。また、名札などの取り付けに便利なストラップホールも付いています。なお対応OSはWindowsのみとなっています。
バッファロー(BUFFALO) RUF3-PV16G-BK
ウイルスチェック&パスワードロック機能&オートリターン機能を搭載しています。パソコンから取り出すと自動でコネクタが収納されるコンパクト設計で、キャップ不要です。対応OSはWindows、ブラックとレッドのカラーバリエーションがりスタイリッシュなメモリです。
グリーンハウス(GREEN HOUSE) ピコドライブセキュア GH-UF3SR16G
アルミボディより高級感を与えるデザインとなっています。アンチウイルスソフト、ハードウェア暗号化、パスワードロック、PCロック、管理者ツール対応と強固なセキュリティ機能が満載のUSBメモリです。
ファイル完全消去機能があるので社内機密情報や個人情報ファイルを完全に消去し、データ復元ソフトウェアや磁気残留レベルでのデータ復活が不可能となる為、情報漏洩を防ぐことができます。
おすすめのセキュリティ機能付きUSBメモリ
スタンダードモデル
アイ・オー・データ(I-O DATA) パスワードロック機能搭載 EU3-PW/8G
データの保存領域をユーザーが設定したパスワードで強制的にロックします。万が一紛失しても、パスワードでロックされているのでデータが読み取られないよう対策が可能です。また、自動登録ログインしたパソコン(最大8台)に、パスワードを入力することなくアクセスすることができます。
USB3.0に対応しています。OSはWindows10/8.1/8/7に対応。PCに接続するたびにパスワード認証を行うのが面倒という人にはおすすめです!
おすすめのセキュリティ機能付きUSBメモリ
デザイン・機能性にこだわったモデル
エレコム(ELECOM) USB Type-Cメモリ MF-CAU3116GBK
USB Type-Cコネクタを搭載したコンパクトなUSBメモリ。背面にはUSB Aコネクタも搭載されているので、Type-Cポート搭載PC、USB Aポート搭載PC間のデータやり取りも簡単に行うことができます。OSはWindowsだけではなくMAC OSにも対応。パスワード自動認証やデータ暗号化といったセキュリティ機能も充実しています。
エレコム(ELECOM) 高速USB3.0メモリ MF-RDSU316GGD
高級感あるアルミ素材を使ったスタイリッシュなモデル。キャップレスのスライド式モデルなので、キャップを紛失する心配はありません。ストラップホールも装備しているので、自分好みのストラップを装着することができます。
OSはWindows、MAC OS両方に対応していて、読み込み速度は150MB/sの超高速データ通信。パスワード自動認証や暗号化セキュリティ機能を搭載しています。
エレコム(ELECOM) USB3.0対応超小型USBメモリ MF-SU316GSV
超小型USBメモリ。常時接続していても気にならないほどコンパクトです。USB3.0にて接続し、データ転送速度は80MB/sでパスワード自動認証や、暗号化方式「AES:256bit」の暗号化セキュリティ機能が充実! OSはWindows、MAC OS両方に対応しています。
イメーション(imation) Nano-S UFDNSE16GGR
キャップの紛失や脱着のわずらわしさが無い、回転式キャップが付いたデザインのメモリです。暗号化プロテクションソフト「LB FileLock2」を搭載。データを暗号化することで紛失・盗難時にも情報の漏洩を防ぐことができます。USB2.0にて接続し、OSはWindows、MAC OSに対応してます。
おすすめのセキュリティ機能付きUSBメモリ
USBセキュリティーキーモデル
プリンストン(PRINCETON) UCLEF5 UCLEF5 USBセキュリティーキー PUS-UCL5
本体にデータを保存するためでなく、このUBSメモリをパソコンのUSBポートに差し込まないとPCにアクセスができないようにしてしまうUSBセキュリティキー。USBポートに接続されたPUS-UCL5を抜いてしまうと、PC画面がロックされPCを操作不能とする機能がついています。
認証されていない第三者ユーザによるPCアクセスを拒絶することにより、PC本体からのデータ流出を防ぎます。また、秘密にしたいフォルダ・ファイルを不可視化しPUS-UCL5を繋がないとフォルダやファイルにアクセスできないよいにするといったことも可能です。
セキュリティ機能付きUSBメモリの選び方
一言でセキュリティといっても、アンチウイルスソフトウェア搭載モデル、暗号化機能付きモデルまたはそれらを組み合わせたモデルもあります。機能という観点からメモリの選び方をご紹介します。
アンチウイルス機能
TREND Micro社のUSB Securityソフトウェアが搭載されたモデル。USBメモリ内に進入したコンピュータウイルスを、自動的に検索・駆除・隔離してくれます。保障期間は1年、3年、5年と3パターン。アンチウイルスソフトウェアを搭載しているので、費用はやや高めです。
パスワードロック機能
メモリ全体にパスワードロックをかける機能を持ったUSBメモリ。初回接続時にUSBメモリ内に格納されている管理ソフトウェアよりパスワードを設定することで、次回接続時以降、PCに接続する度にパスワード認証を求められるようになります。
パスワードにてロックを解除しない限り、USBメモリの中身を見ることができないので、盗難・紛失時において中身を見られることを防ぐことができます。
パスワード入力回数制限があるものが多く限度回数に達するとログイン不可、フォーマットする以外なくなってしまうものもあります。重要度の高い機密情報を保存する場合に有効なメモリです。メリットはメモリが安価であること、デメリットは物理的に情報が窃取される可能性があることです。
自動暗号化機能
USBメモリ内に暗号化ソフトウェアが入っていて、USBメモリ内でこのソフトウェアを起動し、暗号化したいフォルダ・ファイルをドラッグ・アンド・ドロップしパスワードをかけることで暗号化を行うことができるメモリです。AES(256bitデータ暗号化機能)がよく使用されています。
複合時はもちろんパスワードが必要となります。メリットは手軽にフォルダ・ファイルの暗号化が可能な点、デメリットはパスワードの総当りで解読される危険性があるというところです。
パスワード自動認証
毎回パスワードを入れるのは面倒だ! という人はPC登録機能付きUSBメモリがあります。普段使用するPCを登録しておけば、登録したPCで使用する場合に限ってパスワード入力を行う必要はありません。便利ですがPCを共用している場合は他の人にUSBメモリの中身が見られる危険性もあるので注意が必要です。
指紋認証機能
パスワードの代わりに指紋で認証するタイプのUSBメモリもあります。パスワードのように英数字を入力するよりも断然簡単で且つ高セキュリティです。メリットは指紋を認証手段として使用することから他のセキュリティ機能付きUSBメモリと比較して安全性が高いこと、デメリットは価格がやや高い点です。