納豆は身体に良いということは広く知られていて、朝食に納豆をよく食べているという方も多いと思います。
ですが、納豆の持つ健康パワーを最大限に発揮させるには、本当は夜に食べるほうが良かったのです。
そこで、納豆をもっと美味しく食べるポイントと、納豆の健康効果をより引き出すおすすめの食べ合わせをご紹介します。
納豆の効果的な食べ方
朝ではなく夜に食べる
納豆のネバネバに含まれる「ナットウキナーゼ」という酵素は、納豆特有の成分で血液をサラサラにする効果があるといわれています。
この酵素は食後10~12時間働くので、寝ている間の血流が滞りやすい時間に効果を発揮させるように、夜に納豆を食べるのがポイントです。
血流がスムーズに流れると、肌にも栄養が届くようになります。
1日1パック食べる
大豆に含まれている大豆イソフラボンを過剰に摂取すると、ホルモンバランスが崩れる可能性があります。
納豆には100gあたり73.5mgの大豆イソフラボンが含まれていますが、食品から摂取する大豆イソフラボンの1日あたりの上限値は70~75mgとされているので、納豆を食べる量は1日1パックがおすすめです。
大豆イソフラボンを含むサプリメントや大豆イソフラボンを多く含ませた食品を食べるときには、過剰摂取に気をつけましょう。
食べる前に常温にしておく
納豆は常温で発酵が進むので、冷蔵庫からは食べる20分前に出しておきましょう。
発酵が進んでビタミンKが増殖し、粘りが増して味も美味しくなります。
しばらく寝かせてから食べると効果的
納豆は2~3日ほど冷蔵庫で寝かしておいても発酵がすすみ、納豆菌やナットウキナーゼなどの有効成分の量が増加します。
ですから購入後すぐに食べるよりも、冷蔵庫でしばらく寝かしてから食べた方が効果的だとされています。
しかし、発酵がすすみすぎると再発酵がおきて、アンモニア臭が発生するので、賞味期限までには食べるようにしてください。
加熱してはいけない
納豆のねばねばが苦手で食べられない方のために、納豆カレーや納豆汁など、様々なレシピが考えられていますが、ナットウキナーゼは熱に弱いのが特徴です。
熱を加えると、ナットウキナーゼの成分が壊れてしまいます。納豆効果を期待するなら、火を通さずに食べるようにしましょう。
どうしても納豆料理を食べたい場合は、70度以下の熱ならナットウキナーゼの成分が壊れる心配が無いので、料理の最後の仕上げに納豆を加えるなどして熱を通しすぎないようにすることがポイントです。
効果的な食べ合わせ
納豆にネギや卵を加えて食べると、栄養のバランスがさらに良くなります。
ネギに含まれる硫化アリルという成分は、血中コレステロールを下げる作用があり、ビタミンB1の吸収を高めて、疲労回復を助けてくれます。
納豆と卵の組み合わせでは、納豆に卵を加えることでカルシウムの吸収効果が高まります。
また納豆には含まれていないビタミンAが豊富なので、タマゴを加えることで栄養のバランスが高まります。
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以上、納豆は朝よりも夜に食べる!?納豆の美味しい食べ方、5つのポイント…でした。