ニューヨーク中心部の駅に日本庭園

ニューヨーク中心部の駅に日本庭園
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日本を訪れる外国人観光客のさらなる誘致を目指そうと、アメリカ・ニューヨーク中心部にある駅に日本庭園がお目見えし、日本への観光をアピールしました。
日本政府は、東京オリンピックが開かれる2020年に外国人観光客を去年の1.7倍の年間4000万人に増やすことを目標にしています。

アメリカからも去年は過去最高の124万人が日本を訪れましたが、日本政府観光局は、さらなる誘致を進めようと、8日から3日間の日程で観光イベントを開き、マンハッタンにあるグランドセントラル駅に日本庭園を造りました。

庭園は、縦15メートル、横7メートルの大きさで、ニューヨーク近郊から調達した石や木を使った、京都の龍安寺を模した石庭で、訪れた人たちはもの珍しそうに眺めたり、写真を撮ったりしていました。

会場ではこのほか、日本各地への観光PRや、和食に欠かせないだしなど食品の販売も行われ、多くの人たちで賑わっていました。会場を訪れたアメリカ人女性の1人は、「日本の歴史や文化、食についてもっと知りたいと思いました。神秘的でもあるところが魅力で、すぐに行ってみたくなりました」と話していました。

また、日本政府観光局ニューヨーク事務所の岩田賢所長は、「日本への観光がニューヨークから世界に波及するよう取り組んでいきたい」と話していました。