無印の店舗で流れているBGMはどれも独特の雰囲気。
ちょっとわくわくする曲や、しっとりとしたヴォーカルが入った曲、どれも居心地が良いものばかりですよね。
これらの店内音楽は、発売されているCD「BGMシリーズ」に収録されています。
CDに注目されている方は少ないかな? という印象ですので、おすすめのセレクションとともに紹介します。
無印のBGMシリーズ
世界各地で受け継がれてきた音楽を収録したCDです。
現地のミュージシャンを起用していることもあるでしょうか、それぞれの地の空気感を感じます。
10曲以上収録されていて、1,000円という価格なのもお得♪
今回は、癒しの音楽として取り上げられることも多い、アイリッシュケルト音楽のセレクションを取り上げてみたいと思います。
BGM4 Ireland
アイルランドを代表する作曲家、ターロック・オキャロラン(1670-1738)の曲がいくつか収録されています。
インナースリーブの表紙はアイルランドの伝統楽器であるティン・ホイッスル↓。雰囲気があって素敵です。
※画像の出典:無印良品くらしの良品研究所 音をたずねて
中身も写真が多めで、曲についての詳細な解説がないものがほとんどです。
どなたでも雰囲気を楽しみながら、考えることなく聴けると思います♪
いくつか、お気に入りの曲をピックアップして紹介します。
- Sidh Beag agus Sidh Mor(O'Carolan)
- オキャロランの曲です。
タイトルは「小さな妖精(の丘)と大きな妖精(の丘)」という意味。アイルランドの古いお話がもとになっています。かわいいですよね^^
とても有名なので、聴いたことがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
最近では、NHKのニュース番組の合間に流れているのを聴きました。 - Eleanor Plunkett(O'Carolan)
- こちらもオキャロランの作。ゆっくりとした3拍子の曲で、癒されます(*^^*)
- The Dawning of the Day(Trad)
- マンドリンの高音が心地よい曲。朝の光がキラキラ輝いている感じがして好きです。
- The Last Rose of Summer(Trad)
- トマス・ムア詩の「夏の名残の薔薇」も入っています。こちらも有名な曲なので、ご存知のかたがいらっしゃるかもしれません。
日本語の歌詞で、庭の千草も。むしのねも。と歌っているのを最近CMで耳にしました。
ヴォーカルに、伴奏はホイッスル、ギター、フィドルのみ。
しっとりとしたアレンジになっています。
- The Mountain Top / The Jolly Tinker(Trad)
店舗では楽しくなるような曲が多いですね^^
BGM17 Ireland
こちらもケルト音楽のセレクションです。
インナースリーブの表紙は羊ちゃんたち。
お気に入りの曲は以下。
- Lord Inchiquin(O'Carolan)
- 4代目インチクィン伯爵を称えて作られた曲……と書くと、たいそうなものを想像してしまいますが、こちらは何だか楽しくなる曲です^^
- Down By The Salley Gardens(Trad)
- 有名な「サリー・ガーデン」です。
歌は入っておらず、フィドルと、伴奏のギターのみ。こういうアレンジも良いですね。 - The Flowers of Magherally(Trad)
- 私の愛、マガラーリーの花。と女性を歌った曲です。メロディがとても美しいです。
- Murphys Hornpipe - Moving Cloud(Trad)
- Madame Maxwell ~The Three Sea(O'Carolan)
一般的に伝統音楽は楽譜に書き下ろされることがあまりなく、資料に残らない曲も多いので、演奏家によってさまざまなアレンジが聴けるのも面白いところ。
無印のものはけっこう素朴でしょうか。でも、とても聴きやすく、さりげなく耳に入って心地よいと思えます。
ほかでは派手なアレンジをしているものも少なくない中、あえてこうした素朴さを押し出しているのは、無印のブランド戦略の一環なのかもしれません。
無印 BGM4の視聴はこちらから
公式サイトで一部視聴することができます。
www.muji.net
収録地の風景も動画でアップされており、音と一緒に楽しむことができます。
「The Last Rose of Summer」が丸々1曲聴けちゃいますよ!
こんなときに流しています
来客時
ケルト音楽はナチュラルでゆったりした雰囲気を出すことができます。
主張の強くない、本当の意味でのBGMとして使えるところがいいですね^^
万人向けなところがあるため、カジュアルな友人から義実家まで。いろいろ対応できます。
そのほか、洒落込みたい(笑)ときには下で紹介する12の「Paris(パリ)」をよく流しています。
リラックスしたいとき
ここまでで書いてきているように、BGMシリーズは素朴で心地よい曲で構成されています。
リラックスしたいときにぴったりです。
11の「Hawaii(ハワイアン)」ものんびりとした気持ちになれますよ。
他のセレクションの紹介
他にもいろいろなBGMが販売されています。
持っていないものもけっこうありますが、そのうち買い足していくかも。
CDタイトルにリンクを張りましたので、気になる方はぜひご視聴くださいね。
- BGM2 Paris
- パリのメトロミュージシャンによる演奏。メトロで演奏できるんですね!?
- BGM3 Sicily
- シチリアを中心とした南イタリアのトラディショナルミュージック。
- BGM5 Puerto Rico
- サルサの原点、カリブ海プエルトリコの素朴な音楽。
- BGM6 Andalucia
- フラメンコのメッカ、セビリアの民族音楽。
- BGM7 Scotland
- ケルト圏・スコットランドのトラディショナルミュージック。素朴な感じ。
- BGM8 Stockholm
- 白夜の国、スウェーデンの音楽。
- BGM9 Naples
- 南イタリア・ナポリで歌い継がれた伝統音楽。
- BGM10 Buenos Aires
- アルゼンチンタンゴの名曲。
- BGM11 Hawaii
- ハワイアンミュージック。これもよく聴いています。
- BGM12 Paris
- パリの音楽。アコーディオンによる演奏。
- BGM13 Rio De Janeiro
- ブラジルを代表する伝統音楽「サンバ」「ショーロ」。
- BGM14 Cornwall
- イギリス南西部・コーンウォールに根付くケルト音楽。
- BGM15 Puraha
- プラハに残るバロック音楽の遺産。クリスマスの曲が多めなので、待降節に◎
- BGM16 Beijing
- 紀元前の中国の音楽を中心とした楽曲を現代のサウンドにアレンジ。紀元前ってすごいですね(@_@) 論語の中にも音楽が登場しますしね。でも想像がつきません。
- BGM18 Bretagne
- ブルターニュのケルト音楽。
- BGM19 Galicia
- 巡礼の地、スペインのケルト・イベリア音楽集。
- BGM20 LIMA
- ペルーの伝統音楽。
※「1」は欠番です。
新しいBGMシリーズも発売されています
CD「BGM+」シリーズ
地域の文化や民族性に軸足を置くというスタンスは変わらないものの、
伝統音楽ではなく、今の音楽家の音楽作品をリリースしていくそうです。
こちらは2,000円です。
次回はCDプレーヤーについて書こうと思っています。
もちろん、プレーヤーも無印製です^^
無印良品のコミュニティも参考になります。
やっぱり好き MUJI 無印良品
* 無印良品( MUJI )との生活 *