西村京太郎さん新作推理小説の舞台で話題に
札幌・桑園駅-新十津川駅を結ぶJR札沼(さっしょう)線が、推理小説家・西村京太郎さんの新作「札沼線の愛と死 新十津川町を行く」(実業之日本社)の舞台となり、町内で話題になっている。
全208ページ、税込み907円。主人公の十津川警部が東京で起きた銃殺事件の被害者を北海道新十津川町出身と推理し、捜査に訪れる。同線の一部区間が廃止対象となっていることも触れられている。
町によると、西村さんは奈良県十津川村の観光大使を務めており、同村出身者の多い新十津川町を舞台に選んだ。熊田義信町長は「町を訪れる人が増えてくれれば」と利用者アップを期待した。【渡部宏人】