町内に通勤・通学する人にも投票権を与える滋賀県愛荘町の住民投票条例が8日の町議会で成立した。18歳以上の町民のほか、町内に3カ月以上勤務または通学する18歳以上の人を投票資格者と規定している。町民以外の人の声も町づくりに反映させるのが狙いで、町によると、全国でも例がないという。
町外の投票権がある人をどう把握するかや町民と町外の人の1票を同じ扱いにすべきかといった課題については公布後、施行までの約1年をかけて運用規則を検討する。同町の人口は約2万1千人。町内に約600の事業所や工場があり、毎日約6千人が町外から通勤、通学している。
宇野一雄町長は住民投票条例について「間接民主制を補完する重要な制度。広く周知し、町づくりを進めていくためのツールとして活用したい」と話した。〔共同〕