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【スポーツ】

[フィギュア]宇野昌磨、自己最高300点超え狙う

2017年3月8日 紙面から

フィギュアスケートプランタン杯に向けルクセンブルクへ出国する宇野昌磨=中部国際空港で(中森麻未撮影)

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 フィギュアスケート男子の冬季アジア大会王者、宇野昌磨(19)=中京大=が7日、国際大会のプランタン杯(10日開幕、ルクセンブルク)に向けて中部国際空港から出発した。今大会は世界選手権(29日開幕、ヘルシンキ)を前にした最後の実戦。国際スケート連盟(ISU)公認の大会で合計300点超えの自己ベストを狙う意欲を表した。

◆到達すれば弾み

 大台に到達すれば間違いなく弾みがつく。「いつだって自分のベストを出したい。一つ一つ丁寧に攻めたい」。世界選手権でのライバルは出場しない今大会、昨年末の全日本選手権を制し、2月の札幌冬季アジア大会も制したアジア王者にとって本番前の練習でしかない。自分との闘いになるが、目標の一つが自己ベストの更新だ。

 288・05点。これは3位だった2月の四大陸選手権(韓国・江陵)で記録した合計の自己ベストだ。同大会で優勝したネーサン・チェン(米国)が羽生結弦(ANA)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)に続く史上3人目の300点台を記録したように、300点台は世界一への不可欠な要素。フリーで3種類4つの4回転ジャンプを入れる宇野もミスのない演技をすれば可能で「(300点は)自分がベストの演技をすれば超えられる実感はある」と気合を入れた。

◆サルコーは封印

 「やることはやってきた。貴重な国際大会なので時差の調整だったり、自分のコンディションの再確認をしたい。自分に負けない演技がしたい」

 フリーで取り入れる可能性をアジア大会後に示唆していた、自身4種類目の4回転サルコーは「やらない。他の練習でいっぱいいっぱいだった」と説明。新技を封印しても大台に乗せられる練習は積んできた。表現力と完成度を高めて世界一への序章にするつもりだ。 (兼田康次)

 

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