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【大リーグ】

川崎が米国で初の4打点 「小学校以来かな?」

2017年3月8日 紙面から

監督らに迎えられるカブスの川崎(中)(社英夫撮影)

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◇オープン戦 カブス13−10 エンゼルス

 大リーグは6日、各地でオープン戦が行われ、カブスとマイナー契約の川崎宗則内野手(35)はエンゼルス戦に「7番・遊撃」で先発。渡米から6年目で、オープン戦と公式戦を通じて自身最多となる4打点をマークするなど3打数2安打、1得点1四球と爆発した。前日はオープン戦に初出場したマーリンズのイチロー外野手(43)は、フリー打撃や守備練習で調整した。日本投手のオープン戦登板はなかった。

 美しい物語のような4打席だった。川崎は2回、三塁前に転がすバント安打で3試合ぶりにHランプをともした。3回は鋭い打球が二塁手の正面を突くも、最大の見せ場は4回2死満塁で迎えた第3打席だ。初球、外寄りの直球をジャストミートした打球は、左中間を真っ二つに割る走者一掃の二塁打。5回は押し出し四球も選んで1打点を上乗せし、4打点は米国6年目にして自己最多の荒稼ぎとなった。

 「4打点? 小学校以来かな? (二塁打は)火の出るような当たりでしたね。狙ってないけど。振り切ったら、いいところにいった」。時事電などによれば、川崎は冗談交じりに自賛した。

 安打と同じくらい喜んだのが、5回に選んだ押し出し四球だ。4球目にフルスイングで空振りした後、フルカウントから際どい外角球を見極め、「強いスイングをすることによって、選球眼が良くなるんじゃないかと。そこが僕の狙い。そういう打席でした」と、独特の言い回しで解説した。

 極端に狭き門とされるマイナー契約からの開幕メジャーに向け、生き残りに望みをつないだ。

 

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