多くのクソジジイや大人は、リスクは「若いうち」に取ったほうが良いと言う。
まるで常識のように言っているが、それでは矛盾している。
常識とは、最も多くの共感が得られた、多数派の意見だ。
一方、若いうちにリスクテイクし、成功した人はほんの一握りなのだから、若いうちにリスクテイクすることが良いことだと言える人は少数派のはずだ。
なぜ少数派の意見が、常識になっているのだろうか。
それは「リスクテイクに失敗した人」と「リスクテイクに憧れている人」が、少数派の意見に便乗しているからだ。
だから「若いうちに」という常識ほど、疑うべきものはない。
なぜなら、その常識を語る人は、かなりの確率で便乗者であるからだ。
彼らの経験値に、「若いうちに」を裏付けるものは無いし。
具体的にどんなリターンがあるのか、証明してくれることもないだろう。
さらに言えば、便乗者が「若いうちに」と言っている本当の理由は、自分を守るためだ。
「失敗したけど、リスクテイクした自分を賞賛したい」「歳を理由に、リスクテイクしなかった自分を正当化したい」といったように、上手くいかなかった自分を守りたいだけなんだ。
若いうちのリスクテイクに、本当に価値があるのかどうかは分からない。
リスクテイクの聖地である、シリコンバレーの起業家の平均年齢が45歳であるという事実から考えると、むしろ逆かもしれない。
若いうちが良いのか、悪いのかは判断することは難しいけど。
少なくとも、リスクは「取れるうちに」取ったほうが良いと僕は思う。
サムネイル画像引用元:https://2ndskiesforex.com/trading-strategies/the-30-day-mindset-challenge-will-you-succeed/