西村宏治
2017年3月8日11時01分
アニメや漫画の博物館「京都国際マンガミュージアム」(京都市中京区)の館長が、解剖学者の養老孟司氏(79)から、作家の荒俣宏氏(69)に交代する。京都市が8日、取材に明らかにした。交代は4月1日付で、養老氏は名誉館長に就任する。
養老氏は2006年11月の開館と同時に、館長に就任。月1回は来館し、展示やイベントなどの企画に携わってきた。だが、高齢のため、拠点とする首都圏からの来館が難しくなった、などとして退任を申し出た。同館を運営する京都市と京都精華大がマンガ文化への知識・理解、情報発信力、企画力などを考慮して後任を探していた。
荒俣氏はマンガ愛好家としても知られ、すぐれたマンガに贈られる手塚治虫文化賞の初代選考委員を務めた。漫画家との対談などを集めた「日本まんが」(東海大学出版部)などの編著もある。(西村宏治)
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