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【格闘技】

村田諒太、ついに世界王座挑戦へ 海外専門サイトが報道

2017年3月8日 紙面から

 ボクシングの2012年ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、現在プロの同級でWBA・WBO2位、WBC・IBF4位につける村田諒太(31)=帝拳=が、WBA世界同級暫定王者ハッサン・ヌダム・ヌジカム(33)=フランス=を相手に世界初挑戦を行うことになったと、海外専門サイト、ボクシングシーン・ドットコムが6日伝えた。開催地、日時は未定。ヌダム・ヌジカムは35勝(21KO)2敗の実力者で初防衛戦となる。

 金メダル獲得から5年、村田がついに世界戦のチャンスをつかむ。竹原慎二さん(現・竹原&畑山ジム会長)以来、日本史上2人目のミドル級王座獲得の目標へ向けてのラストステップだ。

 WBAのミドル級には暫定王者に加えスーパー王者ゴロフキン(カザフスタン)と正規王者ジェイコブス(米国)がいる。両者は今月18日に統一戦を行う予定で、WBAのメンドサ・ジュニア会長は2月の来日時に「引き分けや無効試合にならない限り、18日の勝者は『統一王者』になり、暫定王者の次戦の勝者が『正規王者』になる」との判断を示した。村田−ヌダム・ヌジカムは、正規王座を懸けた大一番になる見込みだ。

 村田陣営は昨春からWBO同級王者サンダース(英国)と対戦交渉を重ねてきた。2度にわたって成立寸前まで行ったが、自国開催にこだわるサンダースがそのたびに拒否してきたという。

 村田が今回のチャンスをものにできれば、日本ボクシング史が塗り変わる。開催地は未定ながら、日本中が注目する一戦になる。

 

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