築地で基準超のヒ素検出

13年都調査、健康影響なし

画像東京都中央区の築地市場。左下が築地大橋

 東京都が2013年、築地市場(中央区)敷地南端の土壌汚染調査を実施し、環境基準の2.4倍に上るヒ素などの有害物質が検出されていたことが7日、都への取材で分かった。築地市場の土壌調査で汚染物質が確認されたのは初めて。

 都は「土壌はアスファルトなどで覆われており、健康に影響はない」としている。

 都によると、13年5~6月、築地市場南端であった環状2号線の関連工事で掘削土を処理する際、土の受け入れ先の基準を満たしているか確認するため調査した。ヒ素のほか、環境基準の1.6倍のフッ化物も検出された。

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