今回は私事ではないのですが友人の飼っている犬の話です。確かマルチーズだったかな…かなりの老犬でして、ある日病気を患ってから聴力と視力を失ってしまいました。
かつては人懐っこくて穏やかなワンちゃんだったようですが病気を期に頻繁にヒステリーを起こすようになり、一人で家にいると物にぶつかって血だらけになっている事もあると言います。不安からか吠え続けたり、じっとしていられなかったりで飼い主である友人は家族で交代して介護に当たっているのだと言います。
散歩に出かけても真っ直ぐには歩けませんし、失禁もしてしまいます。食事も自分では食べれないので手で口元まで持っていきそれから食べるのです。
犬を飼ったことが無い私は「いつも大変だね…」としか声を掛けてあげられません。
友人はそれに対して「飼う時は介護の事なんて考えてないから、介護が必要になると捨ててしまう飼い主もいるんだよ…」
友人も家族がいるから犬の介護ができるんだと続けました。
その友人にもし自分以外に看る人がいなかったらどうするの?と聞いてみました。
「愛犬家の友人やペットシッターにお願いして留守のときは見てもらうよ」
私はこれ以上友人に返すことはしませんでした。
ペットを飼うってとても責任の大きいことなんだなぁ…とつくづく感じました。
最期を迎えるまでのプロセスは様々です。一瞬で別れが訪れるか、徐々に弱って息を引き取るか、飼い主はそんなペットをしっかり見守る義務があるのだと思いました。
時々我が子が「ペット飼いたい」なんて言いますが、なかなか踏ん切りがつきません。
ご視聴ありがとうございました。