求む!経理っぽくない経理さん
こんにちは!採用担当の杉山です。今日は会社の管理部門の立ち上げの時期から、現在まで上場準備など大役を果たしてきた野田剛さんに、PR TIMESらしい人材像について話を聞いてみたいと思います!
●自ら新しい領域を切り拓く仕事がしたかった
杉山:まず、野田さんは公認会計士ということですが…。わたし、人事になってから初めて知ったんですよ!社内で知らない人が大半だと思います。隠れ公認会計士!(笑)
野田:隠しているつもりはないんですけどね(笑)言う機会も滅多にないですからね。
杉山:そんな野田さんは、どうして公認会計士になろうと思ったんですか?
野田:それは、黒歴史に触れることになるかもしれないですよ(笑) 大学3年生まで遊びほうけていたんです、僕。 転機となったのは、同級生が新卒採用活動を始めた時期。ちょうどその時、大手の証券会社や銀行などが倒産してしまう時期で、『大手の企業に就職して、自分の人生を委ねるのは、なんとなくいやだなぁ』と漠然と思っていました。 それならば、自分の手に職を付けて自分の人生は自分で切り開こうと。 経済学部だったし、どうせなら、一番難しい道の一つである会計士にチャレンジしようと思いました。
杉山:挑戦ですね!そこから、まだまだベンチャーであるPR TIMESに入社するまでどういう経緯があったのか。教えてください。
野田:会計士になってからは、監査法人で7年ほど働きました。そこでは、今の自分の礎となった多くの貴重な経験をさせて頂たり、素晴らしい諸先輩に恵まれ、とても感謝しています。一方、仕事をしながら、一般事業会社で活躍したいなと思うようになって前職の事業会社会社へ転職。 前職での仕事も充実はしていたのですが、どちらかというと、指示を受けたことのみを片付けるという感があったのです。 もともと自分で考えて、道を切り拓いていくことが好きですし、そちらの方が働きがいや仕事へのモチベーションを保てると思っていたところ、PR TIMESに縁があり転職するに至りました。
杉山:入社して最初はどういうお仕事をされていたんですか?
野田:私の入社前は、親会社(ベクトル)がPR TIMESの管理業務を担っていました。 一般に会社が株式上場するためには自前で管理部門を持つ必要があるのですが、私の入社時には管理部門がありませんでした。文字どおりゼロからのスタートでして、最初の仕事は、経理じゃなくて管理部門の他のメンバーの採用活動でしたよ(笑)
杉山:そういえば、最初の頃は野田さんが何やっているのかわからず、親会社の社員だと思っている人もいたと、聞いたことがありますね(笑)
●あえて接しやすく、を意識
杉山:経理業務というと、なんとなくお堅く、ひたすらパソコンに数字を打ち込んでいるイメージがあります。
野田:確かに、そんな感じはもたれがちですよね。それゆえ、私は周りから接しやすい環境作りには意識しているんです。
杉山:コミュニケーションを取りやすくしているっていうことですか?
野田:そのとおりです。コミュニケーションを取りやすい人と取りづらい人いるでしょ?実は、経理の仕事って一人では、全然できない仕事なのです。社員全員から協力してもらって、必要な情報を適時的確に入手しなければなりません。それができないとミスに繋がり、期限内に正確な処理をするという経理業務の使命を果たせないことになってしまうのです。
杉山:そうですよね。ミスコミュニケーションからトラブルになる可能性が十分にある業務ですもんね。
野田:その際、私が留意していることは、社員全員が会計知識に明るいわけじゃないということ。こちらがどういう情報を欲しいか、適切に伝えてフォローしなきゃいけません。 オープンな雰囲気を作って質問しやすい存在になりたい。そういう人材がPR TIMESの経理に向いていると思いますし、活躍できるのではないかと思います。
杉山:そういう意味でいうと、わたしも1日1回は野田さんに相談しているかもしれません(笑)人事の傍ら営業としてお客様も抱えているので、請求に関する多種多様な相談が上がってくるんですよね。最近だと法人だけじゃなく自治体や個人事業主もお客様ですし。
野田:取引するお客様が多くなるのと同時に、イレギュラーな事柄も多くなってきていますね。そういう部分を整備して、ゆくゆくは「仕組化」して、社内業務の生産性を向上させていきたいなと思っています。 今は、まだまだ発展途上段階なので、相談してくれて嬉しいですよ!こちらも気づきがありますし。また、一つ一つの相談は小さなことでも解決していく。そのような積み重ねを続けることにより、社員との信頼関係も強くなっていきますし、私のやりがいでもあるのです。 あと、とてもおこがましいんですけど、僕はPR TIMESの最後の砦でありたいんです。(笑) 駆け込み寺みたいに、無理難題な案件でも野田に話せば解決するよって。
杉山:「最後の砦」すてきですね。確かにどんな難しい問題でも野田さんは、私たちにわかりやすく話して解決してくれますよね。紙とペンを駆使しながら(笑)解決できなかったことはないような気がします。
野田: 今後PR TIMESが成長していく過程では、そのような案件が、さらに多数発生することが予想されますね。私も会社の成長とともに成長していかないといけませんね。 ただ、最近のPR TIMESは、私の予想よりも早いスピードで成長しており、現状の体制では、近い将来追いつかなくなるのではないかという不安があります。問題を1つ解決したら、新しい問題が2つ発生するという感じです。そのような環境ではありますが、1つ問題を解決すれば会社・個人ともに成長できるという前向きな考え方をお持ちの方と一緒に働けたら嬉しいなと思います。
●日々感謝
杉山:ストレートな質問ですが、野田さんは実際に働いてみて何か思う部分はありましたか?
野田:総じて、正直に言いますとしんどいこともあります。ただ、仕事を通じて人から感謝されると、やっぱりここで働いていてよかったなぁっと思います。経理業務に関しては、半分は周期的なルーティン業務、半分は突発的に発生する事案の対応になります。突発事案に関しては、前例なしでの勝負になりますが、自分が試されているのかなという感じで取り組んでいます。
杉山:なるほど。フットワークの軽さも必要になりそうですね。
野田:前職は大きな企業にいましたが、前任の担当者によってほぼ完璧な“型”が作られていました。そして、その“型”に従えば最低限の成果はでるのですが、その成果は自分ではなく偉大な先任の方々のおかげであって。。私は先人の方々のおかげでご飯を食べさせて頂いているなぁと感じました。そこから私は、先人の方々を尊重するとともに、自分もそのような先人の方々のような存在になりたいと思うようになりました。PRTIMESでは、自ら“型”を作るという環境を楽しむことができます。もちろん、他部門との連携と共通理解が不可欠ですけどね。
杉山:ゼロから作れる、いわゆるゼロイチが好きなんですね。しんどいことはどういう部分ですか?
野田:しんどい面は、基本的に少数精鋭の組織なので時期によって仕事が集中しますね。どのベンチャー企業の経理業務でもそのような傾向にありますので、その点は受け入れています。
杉山:野田さんから見て、PR TIMESの気になる部分ってありますか?
野田:3年前私がPR TIMESに入社した頃は、他の部門を含め、軽率なミスが多数散見されましたが、最近ではかなり削減できたかなと思っています。他の部門のメンバーに対して地道に啓蒙活動をしていた結果、経理業務に対する理解を頂いたり、メンバーの意識を少しは変えられたことによるものかなぁ、と思っています。
杉山:人の意識っていきなり変わるものではないですもんね。時間をかけて徐々に変わっていく。野田さんが大きく貢献されたところかもしれないですね。
野田:他に伝えたいこととしては、私の仕事は皆の協力があって初めて成り立ちます。そのため、社外及び社内の関係者の方々の協力には日々感謝しています。この場を借りて御礼。
杉山:日々感謝。大事なことですね!
●求める人材とは?
杉山:いろいろお話しを伺ってきましたが、そんなPR TIMESってどういう人が活躍できると思います?
野田:性格面でいうと、基本的に皆とコミュニケーションを取って、各個人とも良好な信頼関係を構築できる人ですね。各個人との信頼関係を築ける人は、結果として個人の成果にも繋がります。 技術面だと、当社は比較的取引量が多い一方で、会計周りのシステム自動化の過渡期にあります。そのため、迅速なPCの処理操作の速さは求められるのかなと思います。因みに私の場合、入社当時は人並みの処理速度ですが、当社の業務をこなす過程で劇的に処理速度が向上しました。 もちろん、最低限の会計知識とちゃんと期限内に業務を終わらせるというマインドセットが前提です。
杉山:おおお。ずっと用意していたかのようにスラスラと出てきましたね。(笑)
野田:あと、結果が出せなかったことに対して言い訳しないことです! これは僕のモットーなんですけど、1円でもお金をもらって仕事をしている以上、プロ意識を持って業務は遂行するべきだと思っています。かつて、元横綱の千代の富士が『プロとは?』と訊かれて『言い訳しない人』と答えていました。これは私の目指す働き方とマッチしていると思いました。たとえが古くてすみません。。
杉山 :営業やその他の職種の人にも当てはまることですね!それにしても、野田さんは自分に厳しいですね。
野田:私自身、成長しているかどうかは別として、成長意欲は高いのかなと思っていますね。
杉山 :ちなみに野田さんは、目標としている人やライバルとかいるんですか?
野田:ライバルはいますね。『昨日の自分』です。(キリッ)
杉山:ちょっと…自分に酔い始めていません?(笑)
野田:酔ってないよ~(笑)
杉山:でも、ライバルが自分という点には共感します。 身近な人をライバルに挙げるのは簡単なんですよ。他人の比較は本当に簡単です。
野田:他人と自分では生きてきた環境が同じではないので、他人と比べるのってあまり意味がないのかなと思います。
杉山:それでは…ちょっと長くなってきたので締めましょうか。(笑)最後に、野田さんにとってPR TIMESで働くとは?
野田:PR TIMESは、どの業務にも能動的に積極的に関与することができ、そこから得られる経験、感動、および活躍の機会に際限はありません。また、当社はそのような姿勢の方を歓迎・許容する環境にあります。 換言すれば、各人の強い意志により、会社を変化・成長させることが可能です。また、各人が流した汗が会社の成長につながっているという過程を実感できる場だと思います。一方で、受け取った指示を忠実にこなすという姿勢は、一つの価値観として大事なことであり尊重すべきことです。しかしながら、そのような姿勢だけではもしかすると当社に物足りなさを感じてしまうかもしれません。
杉山:うんうん。野田さんとお話しして、経理でも、他のポジションでも求められているものは同じだったなと再確認できました。お話しありがとうございました!!
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