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勝手に車充電、55歳県議を書類送検

 温泉施設駐車場のコンセントに自家用のプラグインハイブリッド車を勝手につないで電気を盗もうとしたとして、和歌山県警は7日、共産党の松坂英樹県議(55)=同県有田川町=を窃盗未遂容疑で和歌山地検に書類送検した。この影響でブレーカーが作動し、駐車場の自販機やイルミネーションが停電する騒ぎに発展、発覚した。

     松坂県議によると、2月12日午後6時半ごろ、同県広川町の町立温泉施設を自家用車で訪問。入浴前に、駐車場内にある自動販売機付近のコンセントに車の充電用プラグを差し込んだ。その結果、駐車場の停電などが起き、約1時間後に館内放送で事態を知って施設関係者に陳謝したという。温泉施設本体には影響がなかった。

     松坂県議は記者会見で「燃費のことを考え、できるだけ電気で走ろうと思った。以前、フロントで許可を得て充電したことがあり、今回は必要ないと思った」と釈明。コンセント差し込み口の上部には充電しないよう呼びかける紙が張られていたが、「暗かったこともあり、目に入らなかった」と述べた。

     これに対し、施設の指定管理者側は「これまで充電するとの断りを入れられた従業員はいない」と話している。【倉沢仁志、最上和喜】

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