主要電子マネーのひとつである楽天Edyを普及させた立役者…といっても過言ではない「ANAマイレージクラブEdyカード」が、2017年7月3日をもってついに、新規発行停止を迎えるようです。全日空(ANA)が公式リリースにて発表しました。
ANAマイレージクラブEdyカード発行終了について
弊社で発行しているANAマイレージクラブEdyカードは、2017年7月3日23:59(お申し込み・お切り替え完了分)をもって、発行を終了いたします。
ANAマイレージクラブカード自体は発行継続:
今回、発行停止となるのは「楽天Edy付きのANAマイレージクラブカード」のみで、ANAマイレージクラブカードそのものが発行終了になるわけではありません。
- 発行終了:楽天Edy付きのANAマイレージクラブカード
- 発行継続:楽天EdyなしのANAマイレージクラブカード
しかし、冒頭でも書かせていただいたように、楽天Edyを世の中に広めた立役者とも言えるこのANAマイレージクラブEdyカードが発行終了を迎えるというのは、どこかひとつの時代の終わりを迎えるような感じがして、少し感慨深いものがありますね。
ほんと心から、お疲れ様と言いたいです。
楽天Edy普及に黄色信号:
ちなみに。
現在でもすでにSuicaやWAON、nanacoといった電子マネーに押され、影が薄くなりつつある楽天Edyが、この全日空との提携終了により更に普及にブレーキがかからないか…という点が個人的には心配なところ。
まぁ楽天カードに楽天Edyが内蔵されていることもあるので、発行枚数そのものが大きく落ち込むことはないのかもしれませんが、楽天グループを利用している層以外へアプローチできるANAマイレージクラブカードへの搭載終了は、長い目で見ると大きな損失になりそうな気がします。
- 楽天カードへ楽天Edy搭載:楽天利用層にアプローチ
- ANAの会員カードに楽天Edy搭載:楽天を使っていない層にアプローチ
さてさてここからどう楽天EdyがSuicaやWAONといった電子マネーに対抗していくか、お手並み拝見といった感じ。今後の動きに注目していきましょう!*1
以上、楽天Edy付きのANAマイレージクラブカードが発行終了へ!楽天Edyを広く普及させた立役者とも言える、全日空の会員カードでした…という国内ニュースでした。
参考リンク:
楽天Edyカードを新規に入手したい…という方は、下記記事も参考に。これで無料入手可能な方法としてはクロネコメンバーズくらいしか無くなってしまったのかもしれません。
*1:楽天EdyはAndroid Payに対応するなど、新しい動きをしているのも事実なんですが、やっぱりどこか主役になりきれていない感がありますね。iPhoneのApple Payに採用されるとかでもしない限り、まだまだ主役に戻ることは出来ないような気がします。