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マクロをアドインにして他のブックで使用する



Excelで表全体を選択するときによく使うショートカットキーが、[Ctrl]+[Shift]+[*](アクティブセル領域の選択)ですね。(テンキーの*を使用する場合は、Shiftキーは不要です)
表

ですが、業務の中で項目行はそのまま残して、項目行以外のデータのみの範囲を選択して、削除したり、コピーしたりする作業が発生しました。それも、とても大きな範囲です。項目名はあっても、その列のすべてが空白であったりと面倒な表です。
なので、項目行を除いた範囲を選択できるマクロを作成しました。
項目行を除いた範囲を選択

マクロの内容は以下の通りです。

Range("A1").CurrentRegion.Select
Selection.Offset(1).Select
Selection.Resize(Selection.Rows.Count - 1).Select
VBA

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マクロを実行すると、動作することを確認しました。でも、マクロは そのブックに依存しますね。
毎回、そのマクロブックを開いてデータ貼り付けて・・・なんて作業はしたくないです。
マクロの実行

作成したマクロを他のどのブックでも使用できるようにする方法です。アドインとして保存すると便利です。
F12キーを押して、[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示します。
そして、[ファイルの種類]で[Excelアドイン(*.xlam)]を選択します。そうすると、自動的にMicrosoftのAddinsフォルダが保存先として開きます。
ファイル名は、マクロ名と同じ[項目行を除いて選択]として、[保存]ボタンをクリックします。
名前を付けて保存ダイアログボックス

その後、マクロを作成したブックは保存しないで閉じます。保存してもいいですが、保存しなくてOKです。
新規ブックを起動します。[開発]タブの[アドイン]グループの[アドイン]をクリックします。
[開発]タブが表示されていない場合は、開発タブの表示を参照してください。
開発タブのアドイン

[アドイン]の中に先ほど保存したアドイン[項目行を除いて選択]がありますので、チェックボックスをオンにして[OK]ボタンをクリックします。
有効なアドイン一覧

そして、クイックアクセスツールバーに、アドインを表示します。
[クイックアクセスツールバーの設定]から[その他のコマンド]をクリックします。
クイックアクセスツールバー

[Excelのオプション]の[クイックアクセスツールバー]が表示されますので、[コマンドの選択]のプルダウンメニューから[マクロ]を選択します。そうすると、保存したアドインが表示されますので、[項目行を除いて選択]を選択して、中央の[追加]ボタンをクリックします。右側にボタンが追加されたことを確認して、[OK]ボタンをクリックします。
Excelのオプション

クイックアクセスツールバーにボタンが追加されています。ポイントすると、[項目行を除いて選択]と表示されます。
※マクロは、タブに登録することもできます。マクロをタブに登録するにはを参照してください。
クイックアクセスツールバーのマクロボタン

これで、どのブックを開いても、項目行を除いて選択することができます。
※どのブックでもマクロを使用するには、個人用マクロブックを作成する方法もあります。
個人用マクロブックの作成を参照してください。
アドインの実行

アドインは、マクロを配布する場合も便利です。共有フォルダにアドインを保存しておいて、各自のアドインフォルダへコピーしてもらうことで、他の人も使用することができるようになります。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\AddIns\

アドインを削除する場合は、[開発]タブの[アドイン]グループの[アドイン]をクリックし一覧から削除したいアドインのチェックボックスをオフにします。そして、Excelを閉じて上記Addinsフォルダ内から削除します。
また、機能として無効にするだけであれば、[開発]タブの[アドイン]グループの[アドイン]をクリックし一覧からチェックボックスをオフにします。

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